御嶽海2度目のV 来場所は大関獲りへ 高島審判部長代理「雰囲気が出てくれば」

[ 2019年9月22日 18:45 ]

大相撲秋場所千秋楽 ( 2019年9月22日    両国国技館 )

<大相撲秋場所千秋楽>賜杯を受け取る御嶽海(左)(撮影・西海健太郎)
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 関脇・御嶽海が昨年の名古屋場所以来、2度目の幕内優勝を飾った。

 本割で遠藤を下し、貴景勝と12勝3敗で並び決定戦に進出。両者とも初めての決定戦。ともに押し相撲で、きっ抗した勝負が予想されたが、勝負はあっさりケリがついた。立ち合いで貴景勝を押し込んだ御嶽海が、相手が下がったところで畳み掛けるように二本差し、そのまま一気に寄り切った。

 1957年(昭32)春場所の朝汐以来2人目の関脇2度目のV。これで悲願の大関獲りも一気に現実味を帯びてきた。先場所が9勝6敗で来場所12勝以上を挙げれば、大関昇進の目安となる直近3場所の白星通算33勝のノルマをクリアすることになる。

 高島審判部長代理(元関脇・高望山)は「来場所(の大関獲りは)はないと思いますよ」と言いながらも「成績を見て、雰囲気が出てきたら分からないけど」と含みを持たせた。

 また八角理事長(元横綱・北勝海)理事長は、(御嶽海は)大関に近いですか?という質問に「十分でしょう」と話し「来場所はチャンス。ただ(調子が)いい時はいいが、悪い時にいかに力を出すか」と期待した。

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2019年9月22日のニュース