大坂“女王の風格”王手 Wヘッダー連勝 1月全豪以来ツアー4勝へ

[ 2019年9月22日 05:30 ]

女子テニス東レ・パンパシフィックオープン 第6日 ( 2019年9月21日    大阪市・ITC靫TC )

準々決勝で負傷したプティンツェワ(中央)の手当を手伝う大坂
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 シングルス準決勝で世界ランキング4位の大坂なおみ(21=日清食品)は同24位のエリーゼ・メルテンス(23=ベルギー)に6―4、6―1で勝利した。同日の準々決勝では過去3戦全敗だった同36位のユリア・プティンツェワ(24=カザフスタン)に6―4、6―4で初白星。試合間隔が約2時間のダブルヘッダーを乗り切った。22日の決勝では世界41位のアナスタシア・パブリュチェンコワ(28=ロシア)と対戦する。

 異なるタイプの2人を撃破し、大坂が1月の全豪以来となるツアー4勝目に王手をかけた。雨天で準々決勝がずれ込み、5月のイタリア国際2、3回戦以来、自身2度目のダブルヘッダー。4カ月前に続いて連勝し「メルテンスとは強いサーブを打ち合い、ユリアとは長いラリー。違うタイプの試合だったこともあり、それほど疲れは感じていない」と振り返った。

 正午すぎに始まった準々決勝は、過去3戦全敗だったプティンツェワに初勝利した。リズムを失いかけた場面ではコーチを務める父・フランソワ氏が初めてコートに登場。攻め急いでミスが目立ち始めた愛娘に「落ち着こう」と声を掛けて平常心を取り戻させた。今大会直前にジェンキンス・コーチとの契約を解除。今年末まで親子でタッグを組むことが決まっており、日本協会の吉川コーチは「一番、知っている人なので、大坂が安心できるというのはある」。

 午後3時50分ごろ開始の準決勝は最速195キロのサーブで主導権を握り、快勝。試合間隔が約2時間しかない過密スケジュールを乗り切り、2年連続3度目の決勝進出を果たした。16、18年は準優勝に終わっており、日本選手としては95年の伊達公子以来、24年ぶりの優勝が懸かる。イタリア国際ではダブルヘッダー翌日の準々決勝を右手負傷で棄権したが、今回は「三度目の正直になればいい。やるべきことをするだけ」と不安はない。3歳まで過ごした思い出の地・大阪で、大坂が頂点に立てば、これ以上の物語はない。

 《タオル敷いて水手渡し》準々決勝では大坂がプティンツェワを気遣う場面があった。第2セット、5―4で迎えた第10ゲーム。40―15のマッチポイントを握ったシーンで、相手が左足首を押さえて倒れ込んだ。大坂は即座に駆け寄りコートにタオルを敷き、水を手渡し「足首のケガは時に深刻になるので、すぐに行ってあげなきゃいけないと思った。心配だった」。今夏の全米では3回戦で15歳のガウフ(米国)に勝利後、号泣する相手を慰めて共にインタビューを受けるように促し「スポーツマンシップ賞」を受賞している。

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