元幕内・天鎧鵬が引退「やりきった感じ」 年寄「秀ノ山」を襲名

[ 2019年3月23日 14:22 ]

<大相撲春場所14日目>引退会見で涙を拭う天鎧鵬(撮影・亀井 直樹) 
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 日本相撲協会は大相撲春場所14日目の23日、エディオンアリーナ大阪で理事会を開き、元幕内・天鎧鵬(34=本名南貴由輝、熊本県出身、尾上部屋)の引退、年寄「秀ノ山」襲名を承認した。天鎧鵬は同日、会場内で会見し、「番付は自分の最高位(前頭8枚目)以上にあるが、やりきった感じ」と約12年の現役生活を振り返った。

 日大を経て、2007年初場所に前相撲で初土俵を踏んだ。11年名古屋で新十両に昇進し、12年初場所で新入幕。幕内は計7場所務めた。16年名古屋場所以降は幕下での土俵が続いていた。「もう一回(関取に)帰ろうという気持ちと体力が平行な時は良かったが、体がついてこなくなってくると気力もついてこなくなった。今年の初場所ごろにそろそろと思った」。今場所は13日目の7番相撲で敗れたものの、4勝3敗と勝ち越して終えた。

 日大の同期の市原(清瀬海)、山本(山本山)森、(大翔湖)らが続々と関取となる中、11年名古屋場所の新十両まで4年半を要した。「同級生がすぐに上がって、自分は上がれないのかと思った。腐らずやってきて良かった」と当時を思い出して涙をこぼした。思い出の相撲には、新入幕で勝ち越しを決めた旭天鵬戦(12年初場所13日目)、負ければ幕下陥落だった16年春場所千秋楽の照強戦を挙げた。

 今後は尾上部屋の部屋付き親方として後進の指導にあたる。「自分はお客さんを沸かせるような相撲が取れていないので、お客さんに喜んでいただけるような勢いある力士を育てたい」と抱負を語った。断髪式は6月8日に行われる予定。
 

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