“逆転の紀平”が届かず4位…SP7位の出遅れ響く

[ 2019年3月23日 05:30 ]

フィギュアスケート世界選手権第3日 ( 2019年3月22日    さいたまスーパーアリーナ )

<世界フィギュア>フリーの演技をする紀平梨花(撮影・小海途 良幹)
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 女子フリーは、ショートプログラム(SP)7位の紀平梨花(16=関大KFSC)が152・59点を出し、合計223・49点で4位に終わった。今季の国際大会7戦目で初めて優勝を逃し、表彰台に上れなかった。SP2位で出た坂本花織(18=シスメックス)は5位、宮原知子(20=関大)は6位。平昌五輪金メダルのアリーナ・ザギトワ(16=ロシア)が逃げ切り、初優勝した。

 フリーで逆転する紀平の勝利の方程式が崩れた。代名詞のトリプルアクセル。1本目を決めたが、2本目で転倒した。「ビューティフル・ストーム」を終えると、うんうんとうなずき、「まあ良かった」と口ずさんだ。

 「“まあ”がトリプルアクセルの2本目で、“良かった”が全体という感じです」

 フリー自己ベストに2・13点に迫る152・59点を出した。しかし、後続3人に抜かれ4位。SPを含め、高難度ジャンプの失敗が勝負を左右した。

 国際大会の連勝は6で止まったとはいえ、大技を武器にしてシニア1年目で大活躍をした。初めてプログラムに入れたのは、中1の15年。失敗の連続。将来を見据えて跳ばせた浜田美栄コーチ(59)の心をよそに、結果が欲しくて、難度を下げたいとお願いしたことがあった。あの時転んで痛い思いをしたからこそ、今がある。

 「アクセルを選択しない方法もあったと思うんですけど、今はやり続けてきて良かったなと思える」

 兵庫県西宮市の自宅から、県をまたいで大阪府のリンク、ダンススタジオなどに日々通う。母・実香さん(47)が運転するプリウスは購入3年で「販売店で1、2番の走行距離」という11万キロも走った。通信制の高校に進んだ今季は、車中でスマホを手に勉強。スケートに全てをささげたシーズンだった。

 「どの試合もやり切ったと思える、波のないシーズンを続けて、五輪まで行きたい」

 22年北京での金メダルへ。立ち止まっていられない。

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