ドーピング陽性反応のショートトラック斎藤がコメント発表「大変驚いています」

[ 2018年2月13日 11:40 ]

スピードスケート・ショートトラック男子代表の斎藤慧
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 平昌五輪のスピードスケート・ショートトラック男子代表、斎藤慧(21=神奈川大)がドーピング検査で陽性反応を示し、13日にコメントを発表した。

 斎藤は韓国入りした4日に江陵の選手村で競技会外のドーピング検査を受け、7日に国際オリンピック委員会(IOC)が、A検体から禁止物質「アセタゾラミド」が検出されたと日本選手団に報告。9日にB検体の検査をし、10日にB検体も陽性だったとIOCから通達された。「アセタゾラミド」は利尿剤で本来、高山病の予防や緑内障などの治療薬だが、筋肉増強剤を隠ぺい、減量目的で使用する者もいるという。

 「今回、このような検査結果が出たことに大変驚いています。ドーピングを行おうと考えたことはこれまでに一度もありません。私は筋肉増強剤を使用したことがありませんので、それを隠そうなどとは考えませんし、利尿剤を利用して体重を落とそうと考えたこともありません。この薬を使用するメリットも動機も私にはありません」

 斎藤はスポーツ仲裁裁判所(CAS)の反ドーピング部門からの暫定的な資格停止処分を受け入れ、12日に選手村を離れた。

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