坂本、初五輪の重圧 ジャンプミス連発「足が震えてポカーン」

[ 2018年2月13日 05:30 ]

平昌冬季五輪 フィギュアスケート団体・女子フリー ( 2018年2月12日 )

演技を終え日本チームに手を合わせて謝る坂本(撮影・小海途 良幹)
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 団体は上位5チームによるフリーが行われ、日本は最終日の全3種目のフリーで5組中最下位と総崩れし、14年ソチ五輪と同じ5位に終わった。女子の坂本花織(17=シスメックス)は131・91点だった。男子の田中刑事(23=倉敷芸術科学大大学院)は148・36点、アイスダンスの村元哉中(かな、24)・クリス・リード(28=ともに木下グループ)組は87・88点と精彩を欠いた。カナダが金メダルを獲得した。

 国際スケート連盟公認大会で2戦連続自己記録更新中の勢いをもってしても、五輪特有の空気には勝てなかった。坂本は地に足がつかず、ジャンプのミスが相次いだ。

 「四大陸選手権や全日本選手権でも足が震えていたけど、それ以上の足の震えで、(ジャンプの)タイミングが合わなかった」

 冒頭の連続3回転ジャンプは、最初のフリップでバランスを崩して単発に。その後は“跳べなかった1本”をどのジャンプにつけ加えるかに意識をそがれた。5人中最下位。演技後、リンクサイドの仲間に頭を下げた。

 「みんな頑張って、この順位まで上げたのに、足を引っ張る演技をした。申し訳ございませんということで、ペコってしました」

 今季序盤を連想させる船出だ。昨年10月のロシア杯フリーでも、最初のジャンプで失敗した。それも、この日と同じ3回転フリップで転倒。「五輪がなくなった」と覚悟した忘れられないジャンプだった。シニア参戦1年目。「ジュニアは普段も選手同士が仲がいいけど、シニアはリンクでもピリピリした状態」とこの頃は雰囲気に圧倒され、演技が狂っていた。

 今大会も4日の韓国入り後は、練習時間が満足に取れず自分を見失っていた。そのため選手村を離れて2日間の“ソウル合宿”を敢行。修正に手応えを感じていたものの、「本番でポカーンってなりました」と緊張に負けた。幸い、21、23日の個人戦まで時間はある。冒頭で単発に終わった連続ジャンプも最後は帳尻を合わせ、傷口の広がりを抑えたのはプラス材料。もう同じ失敗はしない。

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