松本「びっくり」3位で決勝へ 強風の中で光った安定感

[ 2018年2月13日 05:30 ]

平昌冬季五輪 スノーボード・ハーフパイプ女子予選 ( 2018年2月12日 )

2本目も高得点を出し、笑顔で手を振る松本
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 スノーボード・ハーフパイプ女子の予選が12日に行われ、84・25点で3位の松本遥奈(24=クルーズ)と66・75点で7位の冨田せな(18=新潟・開志国際高)が上位12人によるきょう13日の決勝に進出した。今井胡桃(18)は54・75点で15位、大江光(22=ともにバートン)は51・60点で17位に終わり予選敗退した。

 よく晴れた平昌の空に高々と跳び上がった。17年世界選手権銀メダルの松本は予選1回目で高難度のフロントサイド900(2回転半)など7発の技を繰り出し80・75点をマーク。予選2回目では技の完成度をさらに高めて得点を伸ばすと「思ったより点数が出た。びっくりしています」と目を丸くした。

 この日も風が吹き荒れ、翻弄(ほんろう)される選手もいる中、松本のエアの高さと安定感は光っていた。それでも「納得する滑りではなかった。着地のミスもあったし、空中ではうまくスタイルを出せなかった」と改善の余地を残すことをアピール。今回のコースは全長が長く、より多くの技を詰め込める。決勝でも7回の技を実施する予定。調子次第では、より高難度の技も入れるという。

 14年ソチは出場を逃した。念願の初五輪は、まず決勝進出。「メダルより、ここまで来るためにやってきた練習の成果を発揮したい」。無欲無心でメダルに挑む。

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2018年2月13日のニュース