オールブラックス史上初連覇“NZの至宝”カーター千金DGで救った

[ 2015年11月2日 05:30 ]

喜びを爆発させるオールブラックスの選手たち(AP)

ラグビーW杯イングランド大会 ニュージーランド34―17オーストラリア

(10月31日 ロンドン・トゥイッケナム)
 決勝が行われ、世界ランキング1位のニュージーランドが34―17で同2位のオーストラリアを破り、いずれも史上初となる2大会連続3度目の優勝を果たした。自国開催だった11年大会優勝メンバーと若手が絶妙にミックスされたチームは、オーストラリアの反撃を寄せ付けず。前回大会決勝後から54戦49勝2分け3敗の圧倒的な戦績を残して再び頂点に駆け上がり、史上最強チームの呼び声を確かなものにした。次回大会は4年後の19年に日本で開催される。

 34歳の年齢相応にシワの刻まれた表情のマコウ主将が、史上初の2度目のエリスカップ掲揚者となった。壇上では4年前と変わらぬ面々が感慨に浸れば、若々しい新顔は胸元のメダルに目を輝かせている。わずか1点差でフランスを退けた自国大会から4年。正真正銘の史上最強チームは聖地でかちどきを上げた。

 序盤からさえ渡ったのがマン・オブ・ザ・マッチに選ばれたSOカーターの左足。前半は1ゴール3PGを全て成功。シンビンで1人少なくなった後半、最大18点差を一時4点差にまで詰められた危機も、同29分に相手の虚を突く41メートルのDGを決めて乗り越えた。過去2度、年間最優秀選手に選ばれているが、前回大会は1次リーグの負傷で決勝の舞台に立てず。歴代最多の得点記録を1598に伸ばして代表から退くヒーローは「見る側だった4年前のことを考えれば、ここにいることは本当に素晴らしい」と万感の表情で語った。

 先発15人の平均年齢は29歳130日で、高齢化を危ぐする声も地元メディアを中心に少なからずあった。優勝チームを引き継いだスティーブ・ハンセン監督はあえてチームの骨格を変えず、マコウ主将、カーターやCTBノヌー、フランカーのカイノら優勝経験者を引き続き重用。それでも「我々は多くの経験を積んでチームをつくり上げた」と強調した。

 大会後の引退がささやかれていたマコウ主将は「正直に言って、まだ終わりにしたくない。こんな瞬間を味わったら、なぜ引退するのかと考えてしまう」と明言を避けた。セレモニー後、今大会8度目のハカを披露したオールブラックス。伝説となった旅路の次の目的地は、4年後の日本だ。

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