五郎丸、多忙も問題なし「エディーJに比べれば楽」…トップL開幕PR

[ 2015年11月2日 16:11 ]

「ジャパンラグビー トップリーグ2015―2016」プレスカンファレンスで、応援キャラクターのゴジラを囲む五郎丸(前列左)らラグビー日本代表

 13日に開幕するラグビー「トップリーグ2015―2016」プレスカンファレンスが2日、都内の映画館で行われ、W杯を盛り上げたFB五郎丸歩(29=ヤマハ発動機)、プロップ畠山健介(30=サントリー)HB田中史朗(30=パナソニック)、フッカー堀江翔太(29=パナソニック)ら同リーグに所属する日本代表選手たちをはじめ、全16チームの監督(ヘッドコーチ)、主将らが一堂に介し、リーグ開幕をPRした。

 五郎丸は「日本代表として国内でもいいプレーを見せて、ラグビーをもっともっと好きになってくれるように頑張りたい。ラグビー界を盛り上げて素晴らしいパフォーマンスを見せていきたい。世界で与えた衝撃を、国内で皆さんに見てもらう機会があると思う。ぜひ足を運んでください」とアピール。
 
 世界最高峰リーグ「スーパーラグビー」のSRレッズ(オーストラリア)からのオファーの話もあるが、「あまり長くは見ず、目の前の試合でしっかりと100%出してきたい」と五郎丸。「しっかりとプレーで引っ張って(チームメートに)何かを感じ取ってもらえたら。世界に勝つためには小手先の技術だけでなく、まずがフィジカル。国内でもそういった姿をしっかりと示せたら」とW杯での経験をチームにフィードバックし、「毎年三冠という目標を掲げていますが、ことしはしっかり三冠を獲って、いい流れでシーズンを終えたい」とまずはトップリーグでの勝利を目指す。

 W杯後はテレビ、イベントへの出演など、本業以外にも多忙な日々が続いている。常に注目される日々にも「毎日うれしいです。ありがたいです」と感謝し、「エディー・ジャパンでのタフなトレーニングに比べれば、全然楽です」と余裕の表情。見てほしいプレーを尋ねられると「皆さん、キックに注目されているので、キックですかね」と照れくさそうに話した。

 13日の開幕戦は、昨季優勝のパナソニックと同5位のサントリーが対戦。パナソニックの田中は「W杯のように感動を生むような、自分のちっちゃな体を張って子どもたちに夢を与えられるようなプレーをしたい。開幕戦は全力でサントリーさんに勝って日本のラグビーを盛り上げたい」と意気込み。主将の堀江はW杯でのチームメートと戦うことに「やりにくい感じはする」としながらも「実際に足を運んでいただいて、しっかりラグビーを肌で感じて応援してください。見ている人が盛り上がるような試合ができれば」と話した。

 対するサントリーの畠山は「W杯で興味を持って、この試合で初めてトップリーグを見る方もいると思うので、いい試合をしたい」と気合を入れた。五郎丸が所属する昨季2位のヤマハ発動機は14日に同6位のトヨタ自動車と対戦する。

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