彩香プロの意地V 16歳アマに飛距離負け闘志に火

[ 2015年11月2日 05:30 ]

優勝トロフィーにキスをする渡辺

女子ゴルフツアー 樋口久子Pontaレディース最終日

(11月1日 埼玉県飯能市 武蔵丘ゴルフコース=6605ヤード、パー72)
 プロの意地を見せつけた。首位から出た渡辺彩香(22=ユピテル)が7バーディー、1ボギーの66をマークし、通算11アンダー、205で今季2勝目、通算3勝目を挙げた。次週の米ツアーを兼ねるスポニチ主催TOTOジャパンクラシック(6日開幕、三重・近鉄賢島CC)に弾みのつく勝利となった。同じく首位から出たアマチュアの畑岡奈紗(16=茨城・翔洋学園高2年)は73で通算4アンダーの7位だった。

 プロとしてアマチュアには負けられない。渡辺には意地があった。「負けたくない気持ちがあった。お互いに良いプレーをしていたので、自分も良い意味で集中できた」。6番で畑岡が第2打を50センチにつけた直後に渡辺も第2打を1メートルにつけて独走を許さない。

 ツアー屈指の飛ばし屋は「ティーショットで2回だけ1ヤード負けたのが悔しい」と言うほど16歳を意識しながらも、12番から4連続ボギーを叩いたアマチュアの姿に「自分も高校の時はあんな感じだったな」と余裕もあった。最終18番で残り215ヤードを4Iで2オンさせて狙い通りのバーディー。気づけば2位に4打差をつける圧勝だった。

 今季は「メジャーを含む複数回優勝」を目標に掲げたが、開幕戦から3試合連続で予選落ち。「自信を失いかけていた」時に前年優勝者として迎えたアクサ・レディースのプロアマ戦で日本女子プロゴルフ協会の樋口久子相談役とラウンドする機会に恵まれた。そこでスイングを褒められ自信を取り戻すと、いきなり10位に。以来、樋口からは「期待してるわよ」と顔を合わせるたびに声を掛けられるという。今大会はその樋口の功績を称える冠大会。表彰式では「やっと優勝してくれたわね」とねぎらわれ、22歳は「恩返しの意味でも今週は勝ちたいと思っていた」と笑みを浮かべた。

 今季賞金ランク5位までの選手には来年の全米女子オープンの出場資格が与えられるが、この勝利で賞金ランクは日本人トップの3位に浮上。出場権獲得を視野に入れた。海外舞台への思いも強い中、次週のTOTOジャパンクラシックにはミシェル・ウィーやステーシー・ルイスら米ツアーの強豪が参戦するとあって気合は十分。「調子は凄く良いので、(優勝を)狙っていきたい」。日本ツアーのエースとして海外のライバルたちを迎え撃つ。

続きを表示

「羽生結弦」特集記事

「NBA」特集記事

2015年11月2日のニュース