内村 圧巻今大会3個目金!鉄棒で「最後の最後に自分の演技ができた」

[ 2015年11月2日 01:54 ]

男子種目別決勝 鉄棒の演技を終え、ガッツポーズで喜ぶ内村航平

 体操の世界選手権最終日は1日、英国のグラスゴーで種目別決勝の後半5種目が行われ、男子鉄棒で内村航平(26=コナミスポーツク)は15・833点で優勝。団体総合、6連覇を達成した個人総合に続き、今大会3個目の金メダルを獲得した。

 内村は28日の団体決勝で落下したG難度の「カッシーナ」を成功させる勝負強さを発揮し、2位のD・リーバ(米国)を0・133点上回った。演技後、「鉄棒は予選から自分の演技ができていなかった。最後の最後に自分の演技ができた」と振り返った。

 世界選手権で出場3種目すべて金は自身初。鉄棒の金メダルも初めてだった。加えて五輪を含む世界大会で監物永三に並ぶ24個目のメダルとなり日本歴代最多タイとなった。

 「出た種目で全部、金は初めて。運がよかった。ミスが一つしかなかった。美しい演技と評価されて来年のリオにつながる演技ができた」としながらも、来年のリオデジャネイロ五輪に向け「オリンピックはこんな甘いもんじゃない。ここから出直して頑張りたい」と表情を引き締めた。

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