佳純 決勝完敗も日本勢過去最高の銀「凄く苦しかった」

[ 2015年11月2日 05:30 ]

決勝でバックハンドでリターンする石川佳純

卓球女子W杯最終日

(11月1日 仙台市ゼビオアリーナ仙台)
 準決勝と決勝が行われ、世界ランキング5位の石川佳純(22=全農)は日本勢過去最高の銀メダルを獲得した。準決勝で同27位のリー・ジャオ(42=オランダ)に4―2で逆転勝ち。決勝は同2位の劉シブン(24=中国)に0―4で敗れた。仮想リオ五輪ともいうべき大会で昨年の3位を上回る成績を収めた。劉シブンは歴代最多に並ぶ4度目V。中国勢が大会19連覇を果たした。

 どっちに転ぶか分からない展開で石川が前へ出た。準決勝第5ゲーム、自らタイムアウトを取った後の11―11。それまでほぼ見せていなかった速めのサーブを入れると、主導権を握ってスマッシュ連発で12―11とした。競った末に15―13で奪取。これで勢いがついた第6ゲームは11―5と短時間で切り上げた。42歳のリーに2ゲーム先取されながらも挽回して銀メダル以上を確定させた。

 「凄く苦しかった。落ち着いて粘り強くラリーに持っていくことを心がけた。今までなら負けていた。そこで自分のペースでプレーできたのは良かった」。W杯は世界のトップ選手がシングルスを争うため、女子日本代表の村上監督は「五輪前哨戦」と位置付けていた。

 決勝で世界ランキング2位の劉シブンに0―4で完敗したとはいえ、日本勢過去最高の2位は来年のリオ五輪へ弾みがつく。表彰式後は「まだ牛タンを食べてない。食べて帰ります」と苦笑い。仙台名物に目もくれずに集中した成果が表れた。

 <劉シブン格違うV>格が違った。劉シブンは決勝の第1ゲームこそ石川に競られたものの、2ゲーム目以降は世界一の速攻で日本のエースを寄せつけなかった。「石川さんは素晴らしい選手。パワーで負けないことを心掛けて勝つことができた」。大会4度目の優勝を果たした実力者とはいえ、厳しい国内選考レースを勝ち抜かなければ五輪の出場権を得られない。「今の目標は五輪に参加すること」と気を引き締めた。

 ▽卓球女子W杯 96年創設。99年をのぞいて毎年開催。日本では13年神戸以来、2年ぶり2度目となる。五輪、世界選手権などと並ぶトップレベルの位置付けで、各大陸代表と世界ランキング上位者などの20人で争う。日本選手はこれまで05年福原愛、14年石川佳純の3位が最高だった。

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