長島、五輪銀の意地!力強い滑りで唯一34秒台

[ 2010年11月15日 00:07 ]

 【W杯スケート】12日の500メートルで優勝した加藤に0秒5近くの大差をつけられて8位に終わった長島が、五輪銀メダリストの意地を見せた。「フォームはめちゃくちゃ。安定感とはほど遠かった」と謙遜したが、ただ1人34秒台をマークし、表彰台で金メダルを誇らしげに掲げた。

 1000メートルを先に滑り、疲労の色が見えた2日前とは違った。スタートからの100メートルを最速の9秒61で通過。力強い滑りでトップスピードを維持し、ゴールを駆け抜けた。「体がフレッシュで、1日休んだからこのタイム」。W杯開幕戦で真の姿を見せつけた。
 「(4年前の)トリノ(冬季五輪)が終わった後の1年で、今のフォームが見つかった。スケートが簡単だな、と思うくらい」と打ち明ける。同じ五輪明けシーズンで早くも快勝し、頂点を目指す4年後のソチ五輪へ確かな一歩を踏み出した。

(共同)

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2010年11月15日のニュース