長島が通算9勝目!日本勢がW杯開幕2連勝

[ 2010年11月15日 06:00 ]

W杯で通算9勝目を挙げた長島圭一郎

 スピードスケートW杯今季初戦ヘーレンフェイン大会最終日は14日に行われ、男子500メートルは長島圭一郎(日本電産サンキョー)が34秒97で優勝し、通算9勝目を挙げた。12日は加藤条治(日本電産サンキョー)が制しており、日本勢が開幕2連勝となった。加藤は35秒01で2位に入り、太田明生(JR北海道)が35秒13で4位だった。羽賀亮平(日大)が14位、及川佑(大和ハウス)が16位。格下のBクラスで女子1500メートルは高木美帆(北海道・帯広南商高)が4位だった。

 12日の500メートルで優勝した加藤に0秒5近くの大差をつけられて8位に終わった長島が、五輪銀メダリストの意地を見せた。「フォームはめちゃくちゃ。安定感とはほど遠かった」と謙そんしたが、ただ一人34秒台をマークし、表彰台で金メダルを誇らしげに掲げた。「(4年前の)トリノ(冬季五輪)が終わった後の1年で、今のフォームが見つかった。スケートが簡単だな、と思うくらい」と打ち明ける。同じ五輪明けシーズンで早くも快勝し、頂点を目指す4年後のソチ五輪へ確かな一歩を踏み出した。

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2010年11月15日のニュース