金庚泰10位 賞金王へあと1勝がノルマ

[ 2010年11月15日 06:00 ]

 【三井住友VISA太平洋マスターズ最終日】予選ラウンドで25位と出遅れた賞金ランク1位の金庚泰は第3日、最終日と順位を上げ、10位に食い込んだ。

 「石川選手の優勝とかは気にしないで自分が上に行くことを考えた」と378万円を獲得した。2位の石川との差は約1300万円となったが「ゴルフはまあまあ。残りの試合で優勝のチャンスはあると思う」と前向き。「賞金王になるためには、もう1回優勝できれば安全かな」と残り3試合で1勝をノルマに掲げた。

 ≪藤田ショットに精彩欠き6位≫今季2勝目を狙った藤田は72とスコアを伸ばせず6位に終わった。63を出した前日はショットの復調に手応えを感じていたが、この日は再び精彩を欠いた。「ショットがラフに行く回数が多かった。あれではチャンスが少ない。このショットでここ(6位)にいるのがおかしいくらい。見れば分かる通り散々」と不満げ。賞金ランク3位はキープしたが、2位の石川との差は約3100万円に広がり「悔しい」と険しい表情で引き揚げた。

 ≪今田3位に入るも「悔しい」≫米ツアーから参戦した今田は66の好スコアをマークして3位に入り、貫禄を見せた。最終18番パー5では残り228ヤードの第2打を3Uで2メートルにつけるスーパーショットでイーグル。「きょうは自分の中でも良いゴルフができたと思う」と語った。ただ、前日に74と崩れたこともあって「きのうの時点で優勝争いから脱落してしまった。優勝することだけを考えていたので結果は悔しい」と満足感はなかった。

 ▼2位・B・ジョーンズ ドライバーの調子は良かったけど、11、13、17番と1・5メートルくらいのバーディーチャンスをことごとく外した。優勝したリョウは素晴らしい選手だよ。(18番でイーグルを奪うも、2打及ばず)

 ▼3位・宮本勝昌 前半勝てるかなという瞬間もあったけど、チャンスを生かせなかった。取り損ねたホールがあった。(一時、石川と1打差も)

続きを表示

2010年11月15日のニュース