北島 100メートルも伸びず…なすすべなく4位に

[ 2010年11月15日 21:41 ]

男子100メートル平泳ぎで4位となり、唇をかむ北島康介

 【アジア大会】。同100メートル平泳ぎでは、日本選手権3冠の立石諒(NECグリーン)が1分0秒38で優勝。五輪2大会連続2冠の北島康介(日本コカ・コーラ)は4位で、3連覇はならなかった。

 日本のエース、北島が男子100メートル平泳ぎでなすすべもなく敗れた。最高の状態でないと自覚しつつも、責任感から「ここに来た以上はベストを尽くす」と繰り返してきた五輪王者は「駄目だね」とつぶやいた。

 北京五輪後の休養から復帰して約1年。8月のパンパシフィック選手権で100、200メートルともに今季世界最高を出して2冠に輝いたが、この日は伸びを欠き、約3カ月前のタイムに3秒近く遅れた。アジア大会のタイトルは全力を尽くす目標になりにくく、調整は不十分。14日の50メートルも同じ4位で表彰台を逃した。

 選手村で同部屋の内田(群馬ヤクルト)に相談を持ち掛けられ「人の調子は心が決める。おれも調子が悪いけど、気持ちで泳ぐ」と言った。しかし現状ではいくら気力を振り絞っても体がついてこなかった。(共同)

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2010年11月15日のニュース