遼くん　来年のマスターズ出場も“当確”

　【三井住友ＶＩＳＡ太平洋マスターズ最終日】今大会の優勝で石川の来年のマスターズ出場にも“当確ランプ”がともった。

　マスターズ出場資格の一つが年末の世界ランク５０位以内にいること。現在４５位の石川は今回の優勝でさらに順位を上げることが確実で、米ツアーは主要日程が終了していることもあり、今後は大幅にランクダウンすることは考えづらい。「今週から残り４試合で１回勝てればマスターズが近づくと思っていた。それがいきなり優勝できて最高な気持ち」と石川も最大目標のマスターズ出場をぐっと引き寄せたことに満足感を漂わせていた。

　≪Ｖが母・由紀子さんの誕生日プレゼントに≫石川の父でコーチの勝美氏（５３）は賞金王争いの中でのスイング改造を「実は反対だった」と明かした。「モノにするには１年はかかる。きょうもショットじゃなくて、夏くらいから本格的にやりだしたパターのおかげ」とパッティングを勝因に挙げた。それでも「調子の良い時にスイングを変えたいというのは発想が違う」と挑戦する姿勢は評価。また、１２日に４３歳となった母・由紀子さんはこの日朝、長女・葉子さん（１４）、次男・航君（１０）とともにコース入り。「来たかいがありました」と２日遅れの誕生日プレゼントを喜んだ。