満身創いの魁皇 右上手取れず黒星発進

[ 2010年11月15日 06:00 ]

 【大相撲九州場所】23度目の地元場所に臨んだ魁皇は、安美錦の攻めに防戦一方となり黒星発進となった。

 この日も白鵬をしのぐ大声援を受けての土俵だったが、生命線の右上手を取れず完敗。「右(のまわし)を取りにくるかと思ったら差してきた。中途半端だった」と肩を落とした。場所前は左足付け根を負傷するなど満身創いの状態。それでも「体は大丈夫だから、もっと攻める相撲を取らないと」と自らに言い聞かせるように話していた。

 ≪栃煌山は白星発進≫成長著しい栃煌山は、朝赤龍を突き落としで下し白星発進。「集中できて良かった。場所前はよく稽古できたし緊張はしなかった。まだプレッシャーがかかるところじゃない。もう少し勝ったら…」と上機嫌。「早めの勝ち越しが目標。いい相撲で流れをつくりたい」。秋場所11勝で今場所は大関獲りの足場を固めるのが目標だ。

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2010年11月15日のニュース