さくら7位後退…逆転賞金女王厳しく…

[ 2010年11月15日 06:00 ]

<伊藤園レディスゴルフ最終日>14H、バーディーパットを惜しくも外した横峯さくらは残念そうに天をあおぐ

 【伊藤園レディース最終日】横峯の逆転賞金女王は“首の皮一枚”を残すだけとなった。

 「前半で2つ、3つは伸ばしたい」と話してスタートしたが、アイアンがピンに絡まず、後半の13番で初バーディー。優勝争いに顔を出すことなく71で終えた。7位に後退して、ライバルのアンにも抜かれ「きょうは我慢、我慢という感じで…」と悔しがった。アンとの獲得賞金額は約3478万円差に開いた。逆転の可能性があるのは横峯だけだが、残り2試合の優勝が最低条件。次週のエリエールでアンが単独2位以上になった場合、横峯が優勝しても初の韓国人選手の賞金女王が誕生する。追い込まれた横峯は「可能性のある限り頑張ります」とわずかなチャンスにかける。

 ≪大山7位 シード圏内届かず≫大山は中盤まで快調に伸ばしながら終盤崩れる2日目と同じパターンで70。7位にとどまった。左ひじの公傷制度適用を受けたが、賞金約290万円を加えても賞金ランクはまだ61位。来季シード権を得る51位までは約470万円の差があり、次週のエリエールで5位以上に入ることが最低条件。「お金の計算はしないようにしている。結構プレッシャーになるので。残り試合を楽しませて」と苦笑いだった。

 ▼2位・中田美枝 3打差あって優勝争いができるとは思わなかったので、人ごとのように見ていた。でも、最終日に最終組で回るのは自信になるし、今後につながる。(5バーディー、ノーボギーで追い上げも1打及ばず)
 ▼4位・アン・ソンジュ 久しぶりにいいプレーができて感動している。ショットがうまくいって、パットも打てていた。賞金女王のことを考えていては、きょうのようなプレーはできない。残り2試合も考えたくない。(7バーディー、1ボギーでこの日ベストスコアの66)

続きを表示

2010年11月15日のニュース