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淡路島・洲本川尻 夜釣りで金メダル級大ギス28.3センチ!!他にも続々ヒットで22匹

[ 2021年8月4日 05:30 ]

この日一番の大ギスは28・3センチのひじたたきに思わずガッツポーズが飛び出した
Photo By 提供写真

 夏本番になり、ジリジリと肌を焼くような炎天下では釣りも過酷で厳しい。そんな時こそ、涼しいナイトフィッシングがお勧め。そこで7月下旬に定評ある洲本川尻に釣行。明るい間は魚の活性も低かったが、暗くなると下げ潮のチャンスタイムになり、良型キスが次々にヒット。魚種が豊富な河口域ではマダイやチヌにヒラメも姿を見せ、干潮の潮止まり寸前には28・3センチと25・5センチの大ギスも登場、この時期ならではの痛快な釣趣をたっぷりと満喫することができた。(スポニチAPC・松尾 幸浩)

 現地到着が午後6時過ぎ。釣り場は洲本市の中心を流れる洲本川河口に位置し、南側の洲本港の赤灯台波止は釣り人が多いので、今回は北側にある炬口(タケノクチ)海水浴場の石積み波止から狙うことにする。

 ここは、駐車場からも近く、安全かつ快適に遊べるうえにキスの魚影は濃く、30センチ近いジャンボギスの実績もある好釣り場。休日になると日中はキス釣りファンが多いが、夜は混雑もなく魚の警戒心も薄れて釣りやすいし、暑い日中よりも快適に釣れるのがうれしい。

 早速、タックルを準備して、キスバリ8号の3本バリに特効餌のチロリを刺して軽くキャスト。スローでサビくと弱々しいアタリで小型キスが釣れるが型には不満。しかも、先日の長雨の影響で、ゴミや流れ藻などが多く、サビくと引っ掛かることが多発。
 そこで、置き竿で狙うことに変更。午後7時半ごろには薄暗くなり、潮はゆっくりと下げ始め、いよいよチャンスタイムの到来です。

 しばらくすると竿先ライトにコンコン、グィーッと激しいアタリがあり、クンクンと力強く締め込んで23センチ級の太いキスがヒット。日中は小型キスしか釣れないところでも夜になると良型が回遊して来る。大きなアタリは何度味わっても楽しい。

 それからはキスの群れが回って来たのか、ダブル、トリプルと忙しいほどヒット。それに小型のマダイやチヌも釣れるので、弁当を食べる暇もないうれしい悲鳴。西風が心地よく涼しいのだが、体は熱くアドレナリンも最高潮!しかも、今回はこれだけでは終わらなかった。

 潮が干潮に近づいた午後11時ごろ、アタリも少なくなり油断していたのだが、竿先ライトが流れ星のようにギューンと一気に海面に突っ込む強烈なアタリが出た。慌てて竿に飛びつき、バシッと大きく合わせると、ギュン、ギューンと底近くを走り回る好ファイト。「これはデカいぞ!」と、ヒヤヒヤしながら無事キャッチに成功。

 ライトを当てると、パールピンクに輝く太いひじたたき級の大ギスだ。測ると28・3センチもあり思わずガッツポーズ。その後にも25・5センチがヒットし、最後には30センチのヒラメまで釣れて、餌切れで午前零時前に納竿。

 本命のキスは22匹も釣れており、今回は夜空に大輪の花を見ているような雰囲気に酔いしれることができて大満足。
 そして、帰宅後はもちろん新鮮な食味を満喫。釣ってよし、食べてよしの好敵手。本番はこれから、ぜひチャレンジしてほしい。

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