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コスタリカ指揮官「勝つ時には、事故みたいなものがあったりする」ワンチャンスものにし「団結」の勝利強調

[ 2022年11月27日 22:08 ]

W杯カタール大会1次リーグE組   コスタリカ1―0日本 ( 2022年11月27日    A・ビン・アリ )

<日本・コスタリカ>ゴールを決め喜びを爆発させるコスタリカ・イレブンとガックリの日本代表イレブン(撮影・西海健太郎)
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 コスタリカは0―7で大敗した23日のスペイン戦から先発2人を入れ替えた。1メートル96の長身でセットプレーの空中戦で強さを発揮するDFワストンを先発起用し、序盤から5バックで日本に対応。左サイドに回ったFWキャンベルが巧みなボールキープを見せるが、決定機はないままハーフタイムに突入した。

 後半に入ると日本に押し込まれる場面が増えたが、20分に快足アタッカーのベネットを投入。カウンターで勝機をうかがう展開になった。後半36分に敵陣でボールを奪い、前線に上がっていた右ウイングバックのフジェルが左足でGKの両手をかすめる先制点。ワストンが「チャンスはある。何でも起こりえる」と訴えていた通りしぶとく競り勝ち、勝ち点3で日本と並んだ。

 わずかなチャンスをものにし、息を吹き返したルイス・スアレス監督(62)は「日本に勝ったことは非常に重要。昨日は死んでいたが、まだここに生きている」と喜びを表現。日本との一戦を振り返り「チームとしてはずっと集中力を続けて団結をし続けていた。戦略が勝ったのではなく、コスタリカの原点に立ち返るというようなもの。それほどゴール差はなく勝つ時には、事故みたいなものがあったりする」と興奮気味にまくしたてた。

 悪夢の大敗から、まさに「生き返った」コスタリカ。笑顔の指揮官は「スペインとの戦いを反省して団結しようとした。非常に痛かったから。このようなW杯でこのような敗戦をした。なかなか消化できるものではない。今週それをとても意識し、1週間なんとか改善しようと努力してきた」と胸を張った。

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2022年11月27日のニュース