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エクアドル・バレンシア 独り舞台2戦3発 オランダ突破に待った

[ 2022年11月27日 04:54 ]

FIFAワールドカップカタール大会1次リーグA組   エクアドル1ー1オランダ ( 2022年11月25日    ハリファ国際競技場 )

<エクアドル・オランダ>後半、同点ゴールを決めるバレンシア(左)=AP
Photo By AP

 エクアドルはエース弾で格上オランダと引き分けた。1点を追う後半に主将のFWバレンシアがこぼれ球を押し込み同点。2戦3得点で大会単独トップに躍り出た。

 前回出場の14年大会も3ゴールでチーム全得点を挙げており、英データ会社OPTAによるとW杯でチーム6連続得点は史上4人目の快挙。初戦に続いて右膝を痛めて交代したが大事には至らなかった。勝ち点4でオランダと並び、06年大会以来の16強進出が懸かる29日セネガル戦へ「夢を見続けるよ」と意気込んだ。

 《オランダ 突破お預け…シュート2本のみ》前半6分にFWハクポの2試合連続得点で先制したが、勢いがあったのはここまで。厳しいプレスを受けてボール保持で課題を露呈し、わずかシュート2本に終わった。後半に追いつかれて1次リーグ突破はお預け。2―0と快勝したセネガル戦から一転、低調な内容にファンハール監督は「世界王者になるために来ている。どんな相手にも対処できるように質を上げなければ」と厳しい表情だった。

 《短い調整期間影響か》現地25日終了時点の開幕20試合で、引き分けは7試合と4割近くを占めている。そのうちスコアレスは5試合もあり、大会最多の7試合を更新する可能性が高い。今大会は欧州主要リーグを中断して行われているため短い調整期間で本番を迎えており、その影響か決定力を欠いた試合が多くなっている。

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2022年11月27日のニュース