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山根が埋める 負傷の右SB“酒井の穴” W杯デビューへ「問題なくいける」

[ 2022年11月27日 05:10 ]

FIFAワールドカップカタール大会1次リーグE組   日本―コスタリカ ( 2022年11月27日    A・ビン・アリ競技場 )

笑顔でボールを追う山根(右)と長友(撮影・小海途 良幹)
Photo By スポニチ

 日本代表DF山根がコスタリカ戦でW杯デビューを飾る。不動の右サイドバック、酒井の負傷で先発が濃厚。27歳で代表戦に初出場した経歴を持つ遅咲きのサイドバックは「カタール入りしてから準備はしていた。問題なくいけると思う」と決意を口にした。

 26日の公式練習では、サイドバックの先輩・長友と同じグループでボール回しに参加。初のW杯出場にプレッシャーもかかるが、リラックスした雰囲気で最終調整を終えた。長友から心構えも伝授されたといい「目の前の相手にびびったら意味はない。楽しみつつ自信を持って戦うことにフォーカスしたい」と語った。

 親善試合で韓国から2得点を挙げたキーマン、左サイドの快足MFベネットと対峙(たいじ)することが予想される。「左利きの選手なのでクロスを上げさせると事故が起こる。周りと連係して対応したい」とアジアキラー封じで勝利に貢献する。

 勝負が懸かった大一番には強い男だ。桐蔭横浜大時代に“就活”と位置づけた天皇杯2回戦の湘南戦。チームは敗れたものの、1得点を挙げて実力をアピール。試合直後の更衣室で湘南から練習参加の打診があり、プロ入りにつなげたというミラクルな経験も持つ。

 直前のカナダ戦(ドバイ)では、試合終了間際に敗戦につながるPKを献上。W杯ではリベンジの思いもある。「チャンスを点につなげる強い気持ちでやりきりたい」と山根。一発逆転、評価を上げる絶好機は目の前に迫っている。

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2022年11月27日のニュース