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浅野 02年稲本以来の2戦連発へ「試合前から“やれる気”しかない」

[ 2022年11月27日 05:10 ]

FIFAワールドカップカタール大会1次リーグE組   日本―コスタリカ ( 2022年11月27日    A・ビン・アリ競技場 )

2戦連発を狙う浅野(撮影・小海途 良幹)
Photo By スポニチ

 ジャガーが再び牙をむく。コスタリカ戦へ向けて、先発が濃厚なFW浅野は「ゴールは自分がやるべき仕事。大舞台に強い、持っているなとも思うし、試合前から“やれる気”しかない」と強気な言葉を口にした。02年のW杯日韓大会での稲本潤一以来史上2人目の2戦連発を見据えた。

 コスタリカには14年W杯ブラジル大会で大ブレークし、RマドリードやパリSGで活躍したGKナバスが君臨する。だが初戦ドイツ戦では世界的名手GKノイアーの頭上を抜く豪快な逆転弾。恐れることはない。「前回同様の気持ちで打ち込みたい」と言い放った。
 ドイツ戦だけではなく、リオデジャネイロ五輪アジア最終予選を兼ねた16年1月のU―23アジア選手権決勝の韓国戦では2得点を挙げて逆転勝利。2点のビハインドをはね返した。17年8月のアジア最終予選オーストラリア戦では先制点。W杯ロシア大会出場権獲得に貢献した。残してきた数々のインパクトが自信の根源にはある。

 ドイツ戦でのゴール後は一目散に前田弘チーフアスレチックトレーナーの元に走り寄った。右膝内側側副じん帯断裂時にリハビリに付き合ってくれた恩人で「“W杯で得点を取ったら行きます”と約束していた」という。試合後は親交の深いMF香川真司(シントトロイデン)からも祝福メッセージが届いた。そしてカタール大会前に「ヘボ」と酷評し続けた元日本代表DFの闘莉王さんからは「浅野は…ヘボじゃない。取り消します。謝罪します」と訂正された。支えを後押しに、批判を力に変えたストライカーが、決勝トーナメント進出を一気にたぐり寄せる。

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2022年11月27日のニュース