ボルト3冠!世界新で400メートルリレーも制した

[ 2012年8月13日 06:00 ]

男子400メートルリレー決勝、世界新で優勝し、おどけたポーズで喜ぶジャマイカのアンカー、ボルト

ロンドン五輪陸上

 陸上男子400メートルリレーの決勝が行われ、ジャマイカが36秒84で五輪連覇を達成。昨年の世界選手権(韓国・大邱)で樹立した世界記録(37秒04)を0秒20更新し、史上初めて37秒の壁を突破した。アンカーを務めたウサイン・ボルト(25)は2大会連続の五輪3冠。第3走者ヨハン・ブレーク(22)とのバトンパスはうまくいかなかったが、爆発的なスプリントで米国のアンカー、ライアン・ベイリー(23)をかわした。日本は38秒35で6位だったが、3位に入ったカナダが失格となったため5位に繰り上がった。

 ブレークがコーナーを好走。しかしボルトのスタートが遅れたために距離が詰まってしまった。ぎごちないバトンパス。一方、米国は100メートル4位のゲイから同5位のベイリーにスムーズにバトンが渡り、ボルトは一瞬、後方に置かれてしまった。しかし8歩目で首位奪回。あとはぐいぐいと加速していった。

 「素晴らしい終わり方だ。もう自分が伝説の男かどうかを証明する必要はないだろう」とボルトは世界新で締めたエンディングに感無量の面持ち。「観客も楽しんでくれたと思う」と笑顔を見せた。

 レース後は競技役員にバトンをもらえないかと懇願。40分後に“記念品”が戻ってくると、チームメート3人にバトンへのサインを求めた。「自分のやりたいことは全てやった。今がピーク。もう新たな目標を見つけることは難しい」。リオデジャネイロ五輪での3大会連続3冠は視野に入っていない。「それは無理だ」と珍しく弱気な発言も飛び出した。陸上での個人最多金メダルはカール・ルイス(米国)の9個。はたしてボルトが向かう未来はどこになるのか?世界中のファンの視線を引きつけたまま、史上最速のスプリンターはロンドンを去った。

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