柏木由紀 卒業コンサート後の一問一答(2)「結婚できたらいいですけど…一応、募集中」

[ 2024年3月16日 23:53 ]

高橋みなみ(右)と熱唱する柏木由紀(撮影・村上 大輔)
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 AKB48歴17年の柏木由紀(32)の卒業コンサートが16日、神奈川・ぴあアリーナMMで開催された。モーニング娘。など他を含めても、女性アイドルグループでの所属日数は、日本芸能史上歴代最長の6210日。まさに“日本一のレジェンドアイドル”が、ついにフィナーレ。指原莉乃(31)や小嶋陽菜(35)ら、先に卒業したかつての仲間たちもお祝いに駆け付けて、盛大に祝福された。

卒業コンサート後、柏木は約25分取材に応じた。

 ――恋愛解禁は?
 まあ、結婚できたらいいですけど…、とりあえず近くにいる人は、誰もできないんじゃないかって言うので、ここから頑張りたい気持ちもあるんですけど、どうですかね。一応、募集中と書いておいてください(笑) 同期たちが結婚したり幸せそうですけど、自分なりに見つけていきたいと思います。

 ――いつまでに結婚?
 どっちでもいいんですよ。結婚したいって人が出てきたらうれしいし、できなくてもずっとアイドルやっておけばいいかって感じで(笑) 今のところ決めてはいないです。

 ――最長記録が終わります
 私の次がもう13期生なので、一番近いのはその二人ですけど、30超えてAKBにいるのって結構大変だったので、同じようなメンバーが出てきたら応援しますし、自分より長いメンバーが出てきたらかっこいいと思いますし、まだギリギリ踏ん張りたいですけどね。最長記録を更新されるまでは堂々といきたいです。

 ――今のAKBについて
 私は17年間AKBにいて、どの時代のAKBも好きでした。ここからは私が卒業して、13期生から19期生のAKB48になるので、過去にとらわらず、新しいAKBをどんどん作っていって、外から見て「あっ、まだもうちょっといたかったかもな」って思わせられるぐらい、魅力的でいてほしいなと思います。

 ――アイドルという職業とは?
 本当に私の中で人生の全て。天職という言葉を自分で言うのはなんですが、アイドルをやること以外を見つけられなかったからこそ、ここまで長くいたわけですし、AKB48もたまたま見つけて入って、AKBに入れたことが運命だったのだと思います。これ以上の楽しいことはもう無いかな、それでもいいかなって思うぐらい17年間楽しかったです。

 ――アイドルのどんなところに惹かれているのか?
 応援してくれるファンの方がいてくれてこそ成り立つお仕事。無償の愛を伝えてくれるところ、一人ひとりにお返しにできなくても、無償の愛を注いでくれるところに、何とか応えたいってなるんです。頑張りたいっていう原動力が、アイドルって仕事が一番やる気になるところでした。

 ――アイドル人生100点満点で何点?
 100万点です(笑) そのぐらい悔いなしです。

 ――故郷鹿児島について
 中3のときに母と一緒に上京しました。あの1曲目に歌った「火山灰」が私の人生です。中学生までしか鹿児島にしかいなかったけれど、モーニング娘。さんのコンサートを見てから、ずっとアイドルにまっしぐら。それしか考えられなくなった。夢を見つけた大事な場所が鹿児島なので、そこでVTRを撮影しました。今まで忙しくてあまり帰られなかったけど、卒業後は「長めに帰りたいです」とだけマネジャーさんに伝えてあるので、ゆっくり帰るのが楽しみです。

 ――卒業ドレスについて
 やっぱりAKBは衣装さんが素敵なドレスを作ってくださる。加入当初からお世話になってる茅野しのぶさんから、何年も前から「ゆきりんの卒業ドレスはもう考えてあるよ」って言われいました。もう普段の衣装から、私の好きなものを全て知ってくださっているので、色も形もお任せしました。このドレスがピンクで花でってところから、ラストシングルが「カラコンウインク」も、実はお花とピンクがテーマだったんです。
 今までの卒業メンバーがドレス着てステージに立ってる姿で、どんなときより輝いているのを何度も何度も見てきていたので、今日自分もその仲間入りをできて、たくさんの人に声援をもらえて、メンバーに見送ってもらえて。AKBでの17年間の頑張りで、このドレスをいただけたのだと、本当にお気に入りです。

 ――卒業ソロ曲「最後の最後まで」で泣いていましたか?
 いや、泣いていなんです(笑) 危なかったんですけど、私、二番の歌詞の「幾つもの美しい花 風に教えられてきたけど うらやましいとは思わず 自分の花が咲く日を待った」が、すごく私に響いていて、「何で秋元(康)さんは、私のことが分かるんだろう」って、もう十分良くしていただいていたけど、「なぜ私はセンターに行けないんだろう」とか、「あっ、私はふたをしていたけど、実はそういうことを思っていたな」ってのが、歌詞に表れていて、それを思うと「あっ、やばい」って。でも、あそこまで泣かずに来ていたので、ちょっと耐えようと頑張りました(笑)

 ――泣いたと書いてしまいました
 えっ、訂正してください。感極まるに変えてください(笑) でも、現役の向井地と村山と歌うところは、たかみなさんとの「RIVER」、小嶋さんとの「Green Flash」とか、やっぱりグッとくるところはありました。ただ、それよりうれしい、楽しいが勝つんだなって。

 ――秋元康さんからメッセージは?
 卒業を考えたタイミングで連絡したら、「ここまで頑張ったんだから、柏木の人生を応援します」って言ってくださって、最後「カラコンウインク」という大好きな曲でセンターやらせていただいて、卒業ソロ曲も書いていただいて、感謝してもしきれないぐらい、いっぱいご褒美をいただけたなと。
 10年以上前に、秋元さんから「柏木は歌い続けた方がいいよ」って言ってくださっていたのが、私の支えだったんです。アイドルでも歌を一生懸命頑張りたいと思ったのは、その言葉がきっかけ。それを大切にこれからも歌っていきたいです。

 ――コンサートで「遠距離ポスター」をなぜ2回歌ったのですか?
 私が7人ユニット「チームPB」で初めてセンターをいただいた曲だったんです。まずは、当時のオリジナルメンバーの宮澤佐江ちゃんと高城亜樹ちゃんがきてくれていたので、オリメンと一緒にやりたかったのと、さっしー(指原)とみいちゃん(峯岸)の「チームYJ」の「Choose me!」と対で見せたかったんです。この2曲は、チームでバトルしていた思い出があったので。
 そして、本当は「桜の花びらたち」で終わる予定だったのですが、しっとり終わるのが、ちょっと私っぽくないな。最後は現役メンバーと楽しく終わりたいなって思ったところで、一番ぴったりがこれで。2回歌っても盛り上がるだろう。あと、歌詞で描かれているアイドルとファンの関係が私の理想だったので、最後にファンに残したかったんです。

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