藤井王将 鉄板のネタで拍手浴びる「去年は特急スペーシアに…」棋王戦前夜祭に参加

[ 2024年3月16日 18:59 ]

花束を受け取り、記念撮影に応じる藤井聡太棋王(右端)と伊藤匠七段(左端)(撮影・我満 晴朗)
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 将棋の第49期棋王戦5番勝負は17日、栃木県日光市の日光きぬ川スパホテル三日月で第4局が行われる。前日の16日には連覇を狙う藤井聡太棋王(21)=王将含む8冠=と挑戦者・伊藤匠七段(21)が現地入り。対局場を検分後、同所での前夜祭に参加した。

 シリーズ成績は藤井の2勝1持将棋で、棋王位防衛に王手をかけている。17日に勝てば自身の持つ出場タイトル戦史上最長連覇(20)を更新する21に到達。同時にタイトル戦連勝が14となり、羽生善治九段(53)を抜いて史上単独2位となる(1位は大山康晴15世名人の17連勝)。

 なお17日には第73回NHK杯トーナメント決勝も放映予定で、2年連続優勝を期す藤井は前回に続き佐々木勇気八段(29)と対戦。棋王戦とともに勝利を挙げると今期成績が47勝7敗(勝率・870)で公式戦が終了し、中原誠16世名人が1967年度に記録した史上最高年間勝率・855(47勝8敗)を更新する。だが2局のうち1局でも敗れると新記録達成は不可能だ。

 前夜祭であいさつに立った藤井は「去年、ここでは(東武の)特急スペーシアに乗ってきたという話をしましたが、今日は新しくデビューしましたスペーシアXに乗ってきました。乗り比べる感じで楽しく来ました」と、鉄板となった地元鉄道ネタで拍手を浴び、「面白い将棋が指せるよう、全力を尽くします」とスピーチ。挑戦者の伊藤も「昨年は(棋王戦と同時開催の)栃木将棋祭の出演者としてお世話になりましたが、特急に乗りそびれ、大遅刻。きょうは無事にたどり着くことができて安心しました」と恒例の自虐ネタで場内を和ませていた。

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