東京・浅草公会堂前の「スターの手型」令和5年度顕彰式 大竹しのぶ、三遊亭好楽、中島みゆきらが仲間入り

[ 2024年3月16日 17:04 ]

東京・浅草公会堂前の「スターの手型」の令和5年度顕彰式に出席した三遊亭好楽
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 東京・浅草の観光名所となっている浅草公会堂前の「スターの手型」の令和5年度の顕彰式が16日、浅草公会堂で開かれ、新たに女優の大竹しのぶ、落語家の三遊亭好楽、シンガー・ソングライターの中島みゆき、歌舞伎俳優の中村雀右衛門、紙切りの故・林家正楽さんが仲間入りした。

 好楽は台東区の服部征夫区長から顕彰盾を受け取った。「飲み友達の服部区長の権限ですね。区長は私の手型を見てこう言ったんですよ。“手型にもユーモア性がないね”って。大きなお世話だよ」と笑わせた。この日は日本テレビ「笑点」の収録後に会場へ駆けつけ、「(林家)木久扇師匠が辞めたんです」と、今月いっぱいで笑点を卒業する林家木久扇の最後の収録だったことを明かした。「本当にざまあみやがれと思いました」と冗談を交えつつ、「泣いちゃいました。57年間付き合った兄弟子ですからね。これからも元気に落語界でやってくれます」と話した。

 大竹は舞台公演中のために欠席。ビデオメッセージを寄せ「昨年デビュー50周年で記念すべき年を迎え、このような仲間入りをすることができて本当にうれしく思っています」と喜んだ。「浅草と言えば、最初に思い浮かべるのは平成中村座、お友達でもある勘三郎さんが始めた平成中村座をよく見に行っていました。浅草には日本の忘れてはいけないもの、心があると思います」と浅草への思いを語り、「手型に恥じないように、良いお芝居を一生懸命やっていくことしかないと思っています。これからもたくさんの人に元気、勇気、希望を届けられるように一生懸命頑張っていきたい。。自分の手型と対面できることを楽しみに待っています」と締めた。

 中島は手紙を寄せ、台東区からの顕彰に関する郵便物を受け取った時の驚きをユニークに振り返った。

 「スターの手型が並ぶこんな華やかな企画がお堅いお役所の仕事だったなんて、なんだか思いがけなくてポカーン。音楽に携わってきたものの、スターなんて呼ばれたことのない私には何かおとぎ話のようでポカーン。ようやく落ち着いて、そうそうたる先輩の皆様方のお写真を拝見するうちに、今度はこんな華やかなところに紛れ込むのなんて申し訳ない気がしてしまいました」と当時の率直な反応を振り返った。「あれこれ迷って、紛れ込ませていただきたいと決めたのは、浅草という特別な街には、私にとってもたくさんの幸せがあることほかなりません。あの華やかな花壇の隅っこにお邪魔している私の手型をこっそり見に行く楽しみが新たに増えました。台東区さん、本当にありがとうございます」とつづった。

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