柏木由紀 卒業コンサート後の一問一答(1)「アイドルって職業が大好き、天職なんだろうなって」

[ 2024年3月16日 23:48 ]

<柏木由紀・卒業コンサート>アンコールであいさつするする柏木由紀(撮影・村上 大輔)
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 AKB48歴17年の柏木由紀(32)の卒業コンサートが16日、神奈川・ぴあアリーナMMで開催された。モーニング娘。など他を含めても、女性アイドルグループでの所属日数は、日本芸能史上歴代最長の6210日。まさに“日本一のレジェンドアイドル”が、ついにフィナーレ。指原莉乃(31)や小嶋陽菜(35)ら、先に卒業したかつての仲間たちもお祝いに駆け付けて、盛大に祝福された。

卒業コンサート後、柏木は約25分取材に応じた。

 ――終えた心境は
 17年間と一番長くいた集大成で緊張していたのですが、ほっとひと安心。ものすごく楽しいコンサートでした。

 ――昨夜は
 めっちゃ寝ました。いっぱい食べていっぱい寝て、朝も母の切ってくれたフルーツを食べて万全で臨みました。

 ――セットリストはどんなふうに決めた?
 全部任せていただけたので、AKBとしての柏木由紀の歴史が伝わるもの、ファンが見て柏木由紀の17年間の歴史が伝わるものを考えました。

 ――卒業生がサプライズで出演
 たくさんの卒業生が来てくれました。1人ずつに(出演依頼の)連絡をしてお願いしました。たかみなさん(髙橋みなみ)は、私が卒業発表した瞬間に「いつでも行くよ。何でもやるよ」と連絡をくれました。お言葉に甘えました。小嶋(陽菜)さん、みぃちゃん(峯岸みなみ)も忙しい中来てくれました。
 やっぱり現役メンバーと立っているときは先輩なのですが、OGのみんなと立つと後輩の気分になれて懐かしい気持ちでした。ファンの方も喜んでくださっていて、「本当に長い間AKBにいたんだな」と感じました。

 ――VTRメッセージも豪華でした
 前田(敦子)さんから、「何か卒業に協力できることないかな」って言ってくださって、私が入ったときのことを考えたら、大先輩すぎで想像できないことでした。本当にうれしいですし、NMBで一緒だったさや姉(山本彩)とNGTで一緒だったきたりえ(北原里英)から、そして私のアイドルの夢のきっかけになった石川梨華さんにコメントをいただけて、これ以上の幸せはないぐらいうれしい。小学生のころの自分にコレを言ったら、本当にびっくりしたはずです。あの映像を見て、普通にキャーってさけぶぐらい、ファンとして大好きですし、同じアイドルとしては手が届かないくらいの憧れの存在ですが、常に目標としていたので、存在にすごく支えられていました。

 ――若手メンバーには柏木さんが憧れの存在
 全然ピンと来ないけど、「テレビに出ていた柏木さん」とか「学校行くときに聴いてました」と言われると、信じられない気持ちもあるけど、自分が時代をちょっとでもつなぐ役割になれたのかなぁと、今日すごく思いました。
 (後輩たちは)ステージで目が合うたびに、みんな泣いていて、すごくうれしいです。いろんな時代のAKBにいましたけど、今のAKBがすごく好きなので。

 ――一番グッときたところは?
 いっぱいあるんですけど、たかみなさんとやった「RIVER」を二人で対になって歌っている時に、当時AKBはまだ知られていない時に、この曲でみんなで知られようと何とか世に届いてほしいと気合を入れて歌っていたのを思い出して、あのときは本当に後ろの端っこで、たかみなさんの背中を追いかけるのに必死だった自分が、17年経って、たかみなさんに「一緒に歌おうよ」って言ってくださって、二人で先頭に立って歌ったのが、本当に感慨深くって、ジーンときました。

 ――想像通りのライブ?
 想像以上に楽しかったです。もっと泣いたりするのかと思ったんですけど、メンバーとステージで歌って踊っているのが楽しくて、ファンの方も今まで見たことないくらいキラキラした笑顔で見てくださっているのが伝わってきて、あっという間でした。メンバーとファンの皆さんがさらに引き上げてくれました。17年間の全部を出し切れたかなと。

 ――もう少し4月30日の卒業公演まで続きます
 17年間って人生の半分以上いたので、長かったなぁと思いながらも、今日の卒コンを通して、アイドルって職業が大好きで、私にとっては天職なんだろうなって思いました。AKBのことも大好きなので、もっともっと愛されるグループでいてほしいなって。そこに17年間いて幸せでした。

 ――アイドルを卒業?
 どうしよっかなーって(笑) 私のことを応援してくれる皆さんの前では、アイドル歌手を続けていきたいなって気持ちがあるので、臨機応変にアイドルやったり、バラエティー頑張ったり、YouTube頑張ったり、いろんな一面を見せていけたらな。歌うことは続けていきたいなって思っています。
 やっぱりステージに立つことが好きなので、まだ10年、20年、30年経っても、周りから「やっぱり柏木由紀ってアイドルだよね」とか、「歌って踊って楽しそうだね」とか、「アイドル楽しそうだね」って言ってもらえる活動は、自分がやりたいと思う限り、ファンの方が望む限り続けていけたらうれしいな。

 ――燃え尽き症候群には?
 17年間、あまり先の目標を立てずにきて、あまり過去を振り返らず走ってきたので、AKBは終わりますが、これを絶対したい、しないと決めずに走り続けたいです。趣味も何もなくて仕事ばかりなので、自分が楽しいことを見つけたいな。

 ――17年間でパッと頭に浮かぶ印象的なできごとは?
 ありすぎて難しいですけど、今日だと思います。東京ドーム、総選挙とかいっぱいうれしいことあったんですけど、今日が一番楽しかったですね。人生振り返った時に一番は卒コンだっただろうなってぐらい、幸せな一日でした。17年間で今日が最高でした。

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