安藤サクラ カンヌ2冠「怪物」出演に迷いあった「自信が追いつかなくて、結構悩んで」

[ 2023年6月9日 18:57 ]

安藤サクラ
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 女優の安藤サクラ(37)が9日、NHK「あさイチ」(月~金曜前8・15)にゲスト出演し、公開中の出演映画「怪物」(監督是枝裕和)に出演することを決意した理由について語った。

 2018年公開の「万引き家族」以来、5年ぶりの是枝監督作品で、安藤は息子が学校でいじめに遭っていると考え、学校へ乗り込むシングルマザーを演じた。作品は第76回カンヌ映画祭のコンペ部門に出品され、坂元裕二氏が脚本賞を受賞。さらに、作品も性的少数者(LGBT)を扱った独立賞のクィア・パルム賞も受賞した。

 坂元氏の脚本について聞かれると、「いろいろバレちゃうんですけど」と前置きしつつ、「自分もまんまと感情を動かされながら読んでいました」と回想。「最初に読んだ時の自分の感情は覚えておこうと思いましたし、是枝監督で、坂元さんの脚本で、自分が参加するには自信が追いつかなくて、結構悩んでましたね」と、意外な告白でMCの「博多華丸・大吉」らを驚かせた。

 声が掛かったのは、「万引き家族」から「割とすぐ」だったというが、コロナ禍を挟んで製作、公開は延びたという。「こんなに早く呼んでいただけるのかとすごくうれしかったんですけど、できるのかな?というのが強かったですね」と率直に話した。

 それでも、出演を決意したのには、是枝組ならではの魅力があったからだという。「できなくても、あの現場に行ける方が…。結果、出来なかったと思ったとしても、現場に行けることが自分には大きいだろうなと。自分の人生にとっては」と説明した。

 安藤は、是枝組を「特別な環境なんですね」と評した。「老若男女問わず、部署を問わず、みんなの意見を尊重しながら、作品作りを楽しめるというか、リラックスした状態で」。主要キャストでは息子の同級生を演じた柊木陽太が11歳で最年少だが、安藤は「すごく現場で意見をちゃんと言ってたり」と、風通しのいい現場であると説明。「結構テイクは重ねるんですよ、“もう1回…もう1回”って。それがプレッシャーにならない。“次はどうなるのかな?”というのを楽しめる、非常に特別な現場です」と話していた。

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