河本準一　「相方」井上聡を芸能界に引っ張り込んだ殺し文句「やっぱり天然だよな、行くよって」

お笑いコンビの「次長課長」（左が河本準一、右が井上聡、2012年撮影）
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　お笑いコンビ「次長課長」の河本準一（48）が8日までに更新されたYouTubeチャンネル「鬼越トマホーク喧嘩チャンネル」にゲスト出演。「相方」井上聡（47）をNSCに誘った時のエピソードを明かした。

　河本と井上は中学時代の同級生。入学と同時に転校してきた河本が野球部の門を叩き、そこで知り合った。河本は初対面から「この人、変。ちょっと人と違う」と井上の持つ天然の面白さに気づいたそうで、「何かおかしいってなって、興味持った、オレが」と述懐した。

　すでに有名人になりたい願望があった河本と違い、井上は芸能界にまるで興味なし。さらに卒業後の就職先も決まっていたものの、「こいつ（井上を）を連れて行かないと、起爆剤がないと思っていた」河本は諦めきれない。偶然友達の家で見たNSCのパンフレットを見て、大阪に出ることを決意した河本は、まさかの殺し文句で勝負に出た。

　「（井上は）ジャッキー・チェンが大好きだったの。オレの何十倍も、井上の方が好きなの。“ジャッキー・チェンに会えるで”って言うてもたんや」

　さすがの井上も、吉本入りで香港の大スターに会えるとは、すぐに信じられない。河本が「会えるんやて」と繰り返すと、井上は「吉本で?」と聞き返し、河本が自信満々に「吉本よ」と答えると、表情が変わった。「やっぱり天然だよな、行くよって」

　当時は全く根拠のない「殺し文句」だったにもかかわらず、2人はテレビ番組で複数回、ジャッキー・チェンと「共演」。夢は叶えている。