沢松奈生子氏 「なぜバックハンドで打ってしまったのかが一つのポイント」 全仏失格問題で見解

[ 2023年6月9日 16:06 ]

沢松奈生子さん
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 元プロテニス選手の沢松奈生子氏(50)が9日、TBS「ひるおび!」(月~金曜前10・25)に出演。全仏オープンテニスの混合ダブルスで加藤未唯(28=ザイマックス)ティム・プッツ(35=ドイツ)組が優勝したことに言及。失格問題についても見解を語った。

 加藤は女子ダブルス3回戦のマリエ・ブズコバ(チェコ)サラ・ソリベストルモ(スペイン)組との試合で第2セット途中、ポイント間に相手コート側に送った球がボールガールを直撃した。加藤は強い球を当てていないとの認識で、準々決勝後の会見はショックを引きずり涙して中座。失格を不服として4大大会側に提訴し、他選手からも失格を疑問視する声が相次いでいた。

 沢松氏は失格のきっかけとなった、加藤のボールについて「普通はネット際のボールはボールパーソンが拾いに来る。ただ、自分の近くにボールがある場合、相手コートに返球してあげる選手もいる」とし、「どういう時にそれ(返球)をやるかっていうと、ちょっと自分のショットに不安があるときに、スピンのかかり具合などを確かめるために試し打ちのように相手コートに返球することがある」と話した。

 そして「今回、なぜ彼女がバックハンドで打ってしまったのかというのが、一つのポイント」と語り、「ラケットでボールを返す時は、100人いたら100人がフォア(ショット)で返します。それでワンバウンドで返すというのがセオリー。おそらく彼女はちょっとバックハンドのスピンがかかっていないように私には見えたので、確認をしたかったんじゃないかなと。ただそれが運悪くノーバウンドで当たってしまった」と元プロテニスプレーヤーとしての視点で原因を推測していた。

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