コスプレイヤーはちや『Fate/Grand Order』カーマの自作メタリック水着の偏光色とシールで際立つ太腿タトゥー【コスプレ図鑑】

はちや『Fate/Grand Order』カーマのコスプレ写真を公開
Photo By 提供写真

　コスプレイヤーはちやさんが『Fate/Grand Order』カーマのコスプレ写真を公開した。人気スマホゲーム『Fate/Grand Order』に登場するカーマは、カーマデーヴァとも呼ばれるインド神話における愛の神。本来は男性神で間桐桜をより代として現界したキャラクターだ。 【『FGO』カーマのセーターはエクセルで編み図を作り1ヶ月半かけて編んだ絶品衣装】

　はちやさんが今回コスプレしている衣装は、2021年のFGOキャラによる水着イベント「カルデア･サマーアドベンチャー」クリア後のおまけシナリオ「おまけ：夏の魔王と女神」での“財宝”探しの際に着用したもの。そのデザイン性にユーザーからは見た目を変更できる「簡易霊衣」での実装を望む声が高い衣装だ。

　ゲーム画面から飛び出してきたような、はちやさんのプロポーションと衣装のクオリティーに「女神おってびっくりしました」「はちやさんの競泳カーマちゃん本当に美しい」との声が寄せられている。撮影はせつな氏が担当した。

　はちやさんはコスプレのこだわりなどをこう語った。

　「衣装に華やかな生地を使用したので、メークも負けないように濃いピンクをメーンに使用しました。ボディーラインの目立つ衣装なので、体全体はS字ラインを意識しています。また、裸足のため、脚を長く綺麗に見せるために立ちポーズでは必ず爪先立ちしています。指先や足の先まで優雅に見えるよう、神経を行き渡らせることを意識してポージングしています。

　タトゥーはPhotoshopでデータを描いて印刷しシールにして太腿に貼りました。描くよりもずっと鮮やかになりました。

　メーンの生地はメタリックな質感の2wayストレッチを使用しました。買った生地そのままの色だと赤みが強すぎたので、家にあった青のラッカースプレーで染色してみたら、偏光のような良い色味になりました。塗料の割れなどが心配でしたが、生地を伸ばしても問題ありませんでした。

　ゴールドのラインは「セタカラー3Dグリッター」のゴールドパウダーを使用して手描きしています。髪飾りは百均の蓮の造花をベースにしています。花を分解して油性ペンで塗装し、再度組み立ててから表面をレジンでコーティングして光沢と強度を出しました。ピンクの花弁を青系油性ペン2色を使い、青に塗り替えました。

　青に塗り替えた後、花弁の先に水色のラメを付けることで、「花弁の先が青い炎で少し燃えている」という設定を表現しています。仕上げに葉っぱ型の透かしパーツやリボンと組み合わせました。

　腕輪、アンクレット、ピアスは、COSボードにゴールドのエナメルを貼って作成しています。

　ウィッグの裏側のみがグラデーションになっており、ダイロン等の染料を使用しての染色が難しかったため、ラッカースプレーで染色しています。３色使用してグラデーションを表現しました。ただ、毛質が少し硬くなりボソボソとした質感になりました。毛先が絡みにくくするために、染料が乾いた後にベビーオイルをつけて入念にブラッシングしました」

　はちやさんが魅せる自作衣装ならではの体へのフィット感と色のこだわり。ウィッグへの染色の工夫とS字ポージングの相乗効果。それらの要素がカーマを美しく3次元に顕現させたといっても過言ではないはずだ。