橋下徹氏 マイナンバー法など改正関連法案成立に「山ほどある紙の制度での問題点を解決するために今…」

[ 2023年6月4日 09:10 ]

橋下徹氏
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 元大阪市長で弁護士の橋下徹氏(53)が4日、フジテレビ「日曜報道 THE PRIME」(日曜前7・30)に出演。健康保険証を廃止してマイナンバーカードに統一するマイナンバー法など改正関連法が2日、参院本会議で与党などの賛成多数で可決、成立したことに言及した。

 保険証廃止はカード取得の事実上義務化との指摘が根強く、他人情報とのひも付けなどトラブルが続いているが、政府は来年秋の実施を目指す。ほかにも情報流出につながるミスが相次ぐ中、マイナンバーを利用できる行政事務も広げる。

 コンビニで別の人の証明書が出されたほか、マイナ保険証でも、別人の治療などの情報が記録されるミスが7000件以上もあった。

 橋下氏は、マイナカードを巡るトラブルが相次いで発覚していることについて「問題点があればこれはきちんと正してもらいたいと思うんですけれども、ただこういう新しい制度をつくる時に僕らが認識しておかなければいけないのは、いろいろ問題点ありますけど、じゃあ紙の今の制度で問題点がないのかっていったらそんなことないんです。消えた年金問題なんて紙だからあんな大変なことが起きたわけじゃないですか。だから確かに問題点は正してもらわないといけないけれども、紙のシステムの時にどれだけの問題点があるか、挙げたらこの(マイナカードの)レベルじゃないですよ」と指摘。「僕も一時市長をやってましたけども、紙レベルの時には個人情報の漏洩だったり取り違えだったり集計したら山ほど出てくるのに、そういったことを報じて来なかっただけ。山ほどある紙の制度での問題点を解決するために今デジタルに向かってちょっとこういう問題点が出てくる。これはきちんと(この日出演の河野太郎)大臣に正してもらいたいと思います」と自身の考えを話した。

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