72歳・夏木マリ 大手術受けていたことを告白 「生まれ変わったの」昨年12月、人生をかけた決断

[ 2024年9月20日 22:06 ]

2月、舞台「千と千尋の神隠し」製作会見に出席した夏木マリ
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 女優の夏木マリ(72)が20日放送のNHK「プロフェッショナル 仕事の流儀」(後10・00)に出演。昨年デビュー50周年を迎えた夏木は人生初の長期密着取材を受け、昨年12月、人生をかけた大手術に臨んだことを明かした。

 夏木は昨年12月に両足に人工関節を入れる手術を行ったことを告白。「実は、両足に入れたんですよ、チタンを入れたんですよ。人工関節を入れて生まれ変わったの」。そして、人生初の長期密着取材を受けた理由について、「今まで(仕事に)忙殺されてたから、ちょっと一個一個、丁寧にやりたかったの。その記録としてはいいんじゃないかなと、お話をいただいたときに思ったの」と語った。

 半世紀以上ステージに立ち続けてきた夏木。その足は、股関節がすり減り、手術前は杖なしでは歩けないほどに悪化していた。術後、歩行できるまで8カ月と伝えらえる中、わずか3カ月で復帰を目指した。

 俳優人生を左右しかねない大手術。術後は過酷なリハビリに耐えた。舞台に必要な動きを取り戻すために、ヒールのある靴でトレーニングすることもあった。なんとか歩けるようになり、不安を残したまま、舞台「千と千尋の神隠し」の稽古場へ。夏木は湯婆婆を熱演。股関節に負担がかかってしまう起き上がる場面では、共演者に支えてもらうお願いをするなど、周囲への協力を得て、細かく調整していった。

 2月の製作発表会見では着物に身を包み、さっそうと歩く姿を披露。「(回復が)ほかの70代の方と比べて、3倍速いですって言われても、普通の人と比べられないと。私、初日が迫ってるのに」と複雑そうな表情を見せつつも、「今、気分は大谷」とアスリートになりきって、舞台に向かっていたことを明かした。

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