【どうする家康 大河絵(どうする絵)】第20話 氷の五徳、瀬名の微笑…どっちも怖い

[ 2023年6月4日 17:01 ]

イラストレーターの石井道子氏が描いたNHK大河ドラマ「どうする家康」第20話大河絵 氷の五徳、瀬名の微笑…どっちも怖い
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 嵐の松本潤(39)が主演を務めるNHK大河ドラマ「どうする家康」(日曜後8・00)は4日、第21話が放送される。

 昨年の三谷幸喜氏脚本「鎌倉殿の13人」のイメージイラスト全48話分と3枚の“大河絵巻”を描いたイラストレーター石井道子氏。“大河絵”“鎌倉絵”“殿絵”と人気を博した。大河ドラマ62作目となる「どうする家康」でも、前作「鎌倉殿の13人」に負けず劣らない“クセ強”キャラたちを石井氏が描いていく。

 先週の第20話は「岡崎クーデター」。武田信玄亡き後も武田軍の強さは変わらず、武田四郎勝頼(眞栄田郷敦)は三河・岡崎への猛攻を開始。総大将の松平信康(細田佳央太)は石川数正(松重豊)らと応戦も苦戦を強いられ、瀬名(有村架純)や亀(當真あみ)も負傷兵の救護に走り回る。病のため浜松から動けない徳川家康(松本潤)は、本多忠勝(山田裕貴)らを援軍として送る。そんな慌ただしい渦中、岡崎城内には“ある陰謀”が渦巻き…という展開だった。

 クーデターを企てた一味の中で「岡崎東方之衆」と書かれた連判上に名を書き血判を推していた山田八蔵(米本学仁)は、武田勢との戦いで負った腕の傷の手当をしてくれた瀬名の優しさに触れ心が揺れ動く。そして苦渋の決断の末、事前に陰謀を知らせた。

 勝頼が糸を引き、クーデターの首謀者は岡崎町奉行・大岡弥四郎(毎熊克哉)だった。「信長にくっついている限り、戦いは永遠に終わらん、無限地獄じゃ」などと家臣たちの本心を代弁。涙ぐむ信康をよそに信長の娘で妻の五徳(久保史緒里)は棒で弥四郎の腹をひと突き。「信康様、このことは、我が父(織田信長)に仔細もれなくお伝えいたします。この者たちをしかと処罰なさいませ。この上なくむごいやり方でな」と冷たく吐き捨てた。

 そして瀬名は…。放送ラスト2分。築山に千代(古川琴音)を招き「…お友達になりましょう」と今までとは明らかに違う笑顔を見せた。冷たく黒い五徳、衝撃の瀬名の行動。岡崎クーデターのさまざま表情を石井さんが描く。

 ◇石井 道子(いしい・みちこ)絵描き。千葉県生まれ。清野菜名と松下奈緒がダブル主演を務めたテレビ朝日の昼帯ドラマ「トットちゃん!」(2017年10月期)劇中画を手掛ける。「ALL OF SHOHEI 2021 大谷翔平写真集」「スポニチ URAWA REDS 2021 浦和レッズ特集号」(スポーツニッポン新聞社)などにイラストを掲載。スポニチアネックスでは昨年のNHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」に続いて2度目の大河絵連載。

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