乃木坂46・秋元真夏 涙、涙の卒業コンサート「生まれ変わっても絶対に乃木坂になって、キャプテンを…」

[ 2023年2月27日 00:32 ]

卒業コンサートで目に涙を浮かべる秋元真夏(C)乃木坂46LLC
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 乃木坂46の秋元真夏(29)の卒業コンサートが26日、横浜アリーナで行われた。親しみのある笑顔と温かさでメンバーの誰からも愛された2代目キャプテン。最後の1期生として後輩たちに未来の乃木坂を託し、ステージを後にした。

 本人の「秋元真夏卒業コンサート、スタートです!」のかけ声とともに開演。2曲目の「おいでシャンプー」の曲中にはさっそく必殺技の「ハートにずっきゅん!」も飛び出し、会場を埋めつくした観客1万2000人は大きく沸き立った。

 曲目は後輩との絆を重視して決めた。「(秋元にとって)初披露で最後です」とする「バンドエイド剥がすような別れ方」なども披露。全28曲を披露した。

 序盤で「寂しさを忘れて楽しんでください」と呼びかけた秋元も、終盤には「泣かないで頑張っていたのにダメでした」と曲中に感極まって涙。白石麻衣(30)、西野七瀬(28)ら卒業生からもメッセージが寄せられ、卒業が盛大に祝われた。

 秋元は2011年8月、乃木坂46の1期生オーディションに合格。しかし学業の都合などにより、約1年間活動を休止。4枚目シングル「制服のマネキン」から復帰し“1・5期生”的な立ち位置だった。

 復帰から半年後には2期生が加入。難しい立場ではあったが、愛嬌(あいきょう)たっぷりな性格と持ち前の明るさで、1、2期生の架け橋として活躍し、慕われる存在になった。2019年に桜井玲香(28)からキャプテンを引き継ぎ、2代目に就任。視野を広く持ち、メンバーたちの個性を引き出すアシスト役も担う。気遣いの人だった。

 清楚なイメージのグループで、異色のあざといキャラクター。私服では肩が出たかわいらしいトップスやミニスカートを愛用。においでも思い出してもらえるよう、握手会では香り付きのハンドクリームを塗ってファンと交流していた。ライブでもファンの心を撃ち抜く「ズッキュン」ポーズが大人気。この日のライブでも文字通り、ファンの心を射貫いて虜にしていた。

 グループでの活動を「生まれ変わっても絶対に乃木坂になって、キャプテンをやりたい。それくらいすてきな場所」と笑顔で振り返った。キャプテンを引き継ぐ梅澤美波(24)には「このポジション(キャプテン)に就いた人しか分からない辛さもあるけど、みんなのことを守ることを考えてもらえれば大丈夫」とアドバイスを送った。

 「卒業したのに、相談するのは申し訳ないとは思わずに私に気軽に相談してね。そこに気を遣ったら、初めてうめ(梅澤)を怒ります」と優しくそのバトンを引き継いだ。最後までメンバー、そしてファンに大きな拍手と歓声で見送られて惜しまれながらアイドル生活に幕を閉じた。

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