笠浩二さん追悼ライブ開催 バンドメンバーの米川英之「一緒に演奏してるみたい」

[ 2023年2月2日 20:53 ]

<笠浩二さんお別れの会>笠浩二さんの映像が映し出される中、米川英之(右手前)らによってC-C-Bのヒット曲「Romanticが止まらない」が演奏された(撮影・西海健太郎)
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 「Romanticが止まらない」などのヒット曲で知られるバンド「C―C―B」のメンバーで、昨年12月に脳梗塞のため死去した笠浩二さん(享年60)のお別れの会が2日、都内で行われた。追悼ライブも開催され、バンドメンバーでギタリストの米川英之(58)らが参加。「プリマドンナ」「純情夜」など、「C―C―B」の曲や笠さんのソロ曲を織り交ぜた全12曲を披露した。

 ステージ中央にはドラムセットが組まれ、後ろのスクリーンには生前の笠さんの演奏姿が投影。スピーカーからは歌声とドラムを叩く音が流れ、米川は「一緒に演奏しているみたい」と笑っていた。会場に集まった350人のファンを前に、米川は「残念な結果になりましたが、皆さんと一緒に送り出したい」と話すとファンも反応。往年の名曲「Helter Skelter」が流れると一斉に立ち上がって手拍子し、熱気に包まれた。

 ライブは「Romanticが止まらない」で締めくくり。最後は「Forever」のピアノバージョンが流れ、それに合わせてファンが「笠ちゃん~」と大合唱。すすり泣く声が響く会場で、別れを惜しんだ。

 ライブ前には献花式が実施。横幅約5メートルの祭壇には、2017年に撮影された写真と、生前愛用したメガネやヘッドセット、ドラムスティックが置かれた。献花台には、笠さんのイメージカラーだったピンクの花をファンが1輪ずつ持ち寄った。30年来のファンだという都内在住の50代女性は「感謝」の花言葉を持つピンクのバラを添えた。「笠さんを好きになったことで友達もでき、人生が広がった」と、祭壇に感謝の気持ちを伝えた。

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