男女逆転「大奥」、「どうする家康」とつながった!?ネット衝撃…原作にないセリフは“伏線”?

[ 2023年2月2日 12:02 ]

ドラマ10「大奥」第4話。体調を崩した春日局(斉藤由貴)を見舞う家光(堀田真由)(C)NHK
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 “男女逆転の大奥”を描くNHKドラマ10「大奥」(火曜後10・00)は31日、第4話「三代将軍家光・万里小路有功編」が放送された。物語が急展開するこの回の中で、現在放送中の、嵐の松本潤が主演を務める大河ドラマ「どうする家康」(日曜後8・00)につながるような「ドラマオリジナル」のセリフが練り込まれた。原作になかったセリフに気付いたファンが「つながった~!」と投稿し、大きな反響を呼んでいる。

 <※以下、ネタバレ有>

 原作は、隔月刊誌「MELODY」(白泉社)に2004年8月号から21年2月号まで連載された漫画家・よしながふみ氏の同名人気作。3代将軍・徳川家光の時代から幕末・大政奉還に至るまで、男女が逆転した江戸パラレルワールドを描き、センセーションを巻き起こした。全19巻は累計600万部(紙・電子)を誇る。

 過去3度、映像化。今回は家光編から物語のラスト・大政奉還まで初めて映像化される。脚本は連続テレビ小説「ごちそうさん」、大河ドラマ「おんな城主 直虎」などの森下佳子氏が手掛ける。

 第4話は「三代将軍家光・万里小路有功編」。思いを抱き合い始めた有功(福士蒼汰)と家光(堀田真由)。しかし、結ばれて1年がたっても後継ぎを授からないことから、春日局(斉藤由貴)は有功にお褥を辞退するよう宣告。この非情な対応を、家光は激しく取り乱しながらも将軍の運命として受け入れ、春日局が呼び寄せた捨蔵(濱尾ノリタカ)との子・千代姫を出産。母となった家光は“ある決断”をした。

 女将軍・家光が正式に誕生することとなったこの回、女子が家督を継ぐことを反対し続けた春日局。病に伏し、有功に自身の思いを語る場面がある。男子の後継にこだわる理由について、自身の悲しい身上を語り「戦となれば百姓も駆り出されて戦った。そのいつ終わるとも知れぬ不毛な戦い…終わらせてくださったのが、徳川家康公…大権現さまじゃ…」と、徳川家康の名を口にする場面があった。

 このセリフ、実はドラマオリジナル。現在放送されている大河「どうする家康」の主人公につながることに気付いたファンが「昨夜の大奥で春日局が、戦のない世をつくったのは~と家康の名を出した瞬間、よし!大河とつながった!!とニヤついてしまった。どうする家康と大奥、同時期OAはたまたまじゃなくてちゃんと考えられてるのかな」と分析するツイートを投稿。次々と「どうする家康と大奥が同じ時期に放送されているせいで、元康さまが嫌じゃ…嫌じゃ…!と泣きながらも必死に築いた江戸幕府が赤面疱瘡で危機を迎えるのか…… という気持ちになってしまう」「どうすると大奥を反復横跳びしてるとこのお市の方の孫が家光……この幕府開いたのは家康……って歴史がつながってその波の中に放り込まれたみたいで楽しい」「斉藤由貴さん演じる春日局が圧倒的だった…“あの戦国の世をお忘れか!”すべてはあの世に戻さない為にという強い思い 今なお戦争が起きている世界な事を考えてしまう…いつ終わるとも知れぬ不毛な戦いを終わらせてくださったのが家康公なので、どうする家康くんは頑張ってください!!!」と、歓喜するコメントが上がっていた。

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