八代英輝弁護士　少子化対策“N分N乗方式”に「子育て世代にとってありがたい制度と思うんですが…」

八代英輝弁護士
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　弁護士の八代英輝氏（58）が2日、コメンテーターを務めるTBS「ひるおび！」（月～金曜前10・25）に出演。少子化対策で新たな税制として浮上している「N分N乗方式」について言及した。

　「N分N乗方式」は、先進国の中で出生率が高いとされるフランスで導入されている、子供が多い世帯ほど所得税負担が軽減される世帯単位の課税制度税制。1月30日に自民党の茂木敏充幹事長は、党のインターネット番組で同方式の導入を主張。1月31日の衆院予算委員会では、日本維新の会と国民民主党が提案し、立憲民主党の安住国対委員長は今月1日に「検討に値する」と発言した。岸田文雄首相は、共働きよりも片働き世帯の方が有利になるなどとして、慎重な姿勢を示している。政府内からは「共働き世帯と比べて片働き世帯が有利になる」「高額所得者に税制上大きな利益を与える」などの課題を指摘する声もある。

　八代氏は「検討に値するとは思うんですけれども、ただいろんな方策と同じで今、子育てに直面していて、物価高とかいろいろな問題を抱えてらっしゃる方々にとってはすごく救いになるかと思うんですけれども、これから結婚しよう、これから子供を持とうというような判断をする人に、N分N乗ですからうちの国はどんどんお子さんをつくってくださいと、そうなるかっていうと、それはちょっとまた違う議論なんじゃないかなって感じますよね」と自身の見解を述べ、MCの恵俊彰が「今までよりは納める税金が減るとは思われるんでしょうけどね」と言うと、「ですから子育て世代にとってありがたい制度となるんだろうなとは思うんですけど」と話した。