NHK大阪・小池局長 フリー転身の武田アナに「高い見識と能力を何らかの形で社会に還元して」

[ 2023年2月2日 15:59 ]

NHKの武田真一アナウンサー
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 NHK大阪放送局・小池英夫局長(62)は2日、定例局長会見に出席。今年3月いっぱいで同局を退社してフリーに転身すると報じられた武田真一アナウンサー(55)について「今月、2月末をもって定年退職する予定です」と発表した。

 武田アナは90年に入局。報道畑を中心に00年から平日正午の「NHKニュース」や、08年4月から10年間は平日夜の「ニュース7」のMCを担当。さらに16年には紅白歌合戦の総合司会、17~21年まで「クローズアップ現代+」のキャスター、を務めるなど“NHKの顔”として活躍。視聴者から“たけたん”の愛称で親しまれた。

 21年に大阪放送局へ異動。朝ドラ「舞いあがれ」のナレーターを務め、大阪制作の情報番組や「ニュース きん5時」へ出演した。両番組の後任については検討中だ。

 小池局長は「幅広く活躍してもらいました。個人的には東日本大震災の発災時に、お互いスタジオに駆け込んで伝え続けた同志であり大切な仲間。感慨深いものがあります」と振り返った。今後については「フライング気味ではありますが、これまでの貢献に感謝したい。NHKで培った高い見識と能力を何らかの形で社会に還元していただくことになれば素晴らしいこと」とエールを贈った。

 NHKでは55~60歳の間に自身の希望により定年退職となる規定があり、武田アナは決断した。退社後は4月スタートの日本テレビ系新情報番組「DayDay.」(月~金曜前9・00)のMCに就任する予定。

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2023年2月2日のニュース