吉永みち子氏 豊島区長の西武池袋本店へのヨドバシ出店反対に「なんで自分だけ排除されるのって謎が残る」

[ 2022年12月27日 14:26 ]

吉永みち子さん
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 ノンフィクション作家の吉永みち子氏(72)が27日、テレビ朝日「大下容子ワイド!スクランブル」(月~金曜前10・25)に出演。家電量販店「ヨドバシカメラ」の西武池袋本店への出店をめぐり、東京都豊島区の高野之夫区長が反対したことに言及した。

 西武池袋本店がある同区の高野区長は14日の会見で、高級ブランド店が入居する同本店の低層階に家電量販大手ヨドバシカメラが出店することは海外ブランドショップの撤退をもたらし、顧客や富裕層も離れ、築き上げてきた文化のまちの土壌が喪失するとして、反対する考えを示した。西武側に区長名の嘆願書も提出。嘆願書には現在、低層階にはルイ・ヴィトンやグッチ、エルメスなどのハイブランドが入っているが、それらがヨドバシカメラに入れ替わることで「今まで築き上げた“文化の街”の土壌が喪失してしまうのではないか」と主張している。

 埼玉県出身の吉永氏は「埼玉県民としては、ほとんど池袋は埼玉という認識」と池袋が“埼玉の玄関口”だけに親しみがあるとし「池袋の文化って、若い頃は文芸地下にしょっちゅう通っていたので、規制の力を持った文化というよりサブカルに近いような面白さが雑多にある。怖さもありーの面白さもありーの、そういう面白さがある。西口の方は文化劇場とか大きな劇場ができてかなりイメージが変わってきたと思いますね」と印象を語った。

 その上で「池袋全体の街づくりにヨドバシカメラが店を構えると、それが崩れるってのはよく意味が分からない」と高野区長の意見に首をかしげ「すでにビックカメラ、ヤマダ電機とか池袋はいっぱいあるので、ヨドバシカメラ側にすると“なんで自分だけ排除されるの?”って謎が残りますよね」と家電量販店がすでに池袋には複数店舗あることから、ヨドバシカメラだけ反対するのは疑問であると語った。

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2022年12月27日のニュース