郷ひろみ 50周年記念公演で50曲熱唱 走り続けた半世紀「次々によみがえる」 ファンとの絆に涙も

[ 2022年12月27日 04:59 ]

デビュー50周年記念公演で熱唱する郷ひろみ
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 歌手の郷ひろみ(67)が26日、東京・日本武道館でデビュー50周年の記念公演を開いた。50周年に合わせ、50曲を披露するボリュームたっぷりの内容。半世紀にわたる活動の集大成に9000人のファンが酔いしれた。

 アンコールのラスト、49曲目を終えた後に感極まった。「僕と皆さんの強い絆はずっとこの先も…」。言葉に詰まった郷を、ファンが温かい拍手で後押しした。「強い絆がずっとこの先も続いてほしい。永遠に続いてほしい」と心から願い、最後に名バラードの「言えないよ」を披露した。

 アンコール含む50曲を公言通り披露した。開演からノンストップでダンスナンバーを4曲。「ハァハァ」と息が上がり、郷は「まだ46曲残ってるんですよ」と自虐的に笑った。それでも「大変とか言ってられない。僕の全てを懸けて50曲お届けしたい」。3時間歌って踊った。「お嫁サンバ」「よろしく哀愁」などヒット曲を次々に繰り出し、まさにオールタイムベストといった内容。メドレーでの歌唱も織り交ぜながら、最後はバラードでしっとりと聴かせた。

 1972年に「男の子女の子」でデビュー。50年間で歌ってきた50曲それぞれに思い出があり「歌ってると次々によみがえってくる。本当に多くの人に支えられてきたんだな」と50年間の重みをかみしめた。コンサートを続けられるのも、待っているファンがいるからこそ。「皆さんの支えがなかったら無理、無理、無理!本当にありがとう」と感謝の思いを伝えた。

 50周年イヤーの活動はひと区切り。開演前の取材時に「先のことは考えるタイプじゃない」と次の目標は口にしなかったが、「考えるとしたら55周年かな」とニヤリ。「GO!GO!」の55周年もすぐに訪れる。

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