「鎌倉殿の13人」配信&録画好調 NHKプラスは大河最多視聴数!総合視聴率は20・2%「青天」超え

[ 2022年12月27日 11:40 ]

小栗旬が主演を務めた大河ドラマ「鎌倉殿の13人」のメーンビジュアル(C)NHK
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 NHKは27日、今月18日に最終回を迎えたNHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」(日曜後8・00)全48話の「NHKプラス」における平均視聴UB数(UB=ユニークブラウザ、ウェブサイトを訪問した重複のないユーザー数)(同時または見逃し7日間)が歴代大河ドラマ最多を記録したと発表した。期間平均視聴率(世帯)は12・7%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)と前作「青天を衝け」(全41話)の14・1%を下回ったものの、若年層を中心に配信は好調。全48話のうち42回、ツイッターの世界トレンド1位に輝くなど、1年間を通じて反響を呼び続けた。

 「NHKオンデマンド」は番組放送後2週間の各回の平均視聴数が全ドラマ最多をマーク(27日現在)。午後6時からのBSプレミアム放送もあり、視聴スタイルの多様化がさらに進んだ。トークショーなどのイベント開催は過去最大規模となる20都道府県(51会場)に及んだ。

 期間平均の総合視聴率は、

 「鎌倉殿の13人」
 <世帯>リアルタイム12・7%、タイムシフト8・3%、総合20・2%
 <個人>リアルタイム7・6%、タイムシフト4・5%、総合11・8%

 「青天を衝け」
 <世帯>リアルタイム14・1%、タイムシフト6・2%、総合19・6%
 <個人>リアルタイム8・4%、タイムシフト3・4%、総合11・6%

 「鎌倉殿の13人」はタイムシフト視聴率、総合視聴率で「青天を衝け」を上回った。

 総合視聴率とは、リアルタイム視聴率とタイムシフト視聴率(録画機器などで放送後7日以内、168時間以内に視聴)の合計(重複は差し引く)。タイムシフト視聴率は「録画再生率」「録画視聴率」とも呼ばれる。

 制作統括の清水拓哉チーフ・プロデューサーは「コロナ禍で海外の配信ドラマをご覧になる方が急増し、コンテンツ競争が激化する中、多くの方々が『鎌倉殿の13人』を色々な視聴スタイルで楽しんでくださいました。その一方で、リアルタイムの放送では、毎週膨大な量の感想や考察のツイートが流れ、日曜夜の放送をSNSで一緒に見守る『巨大バーチャルお茶の間』が出現しました。イベントでも全国各地にお邪魔しましたが、どの会場でも熱烈に迎えてくださいました。これらすべての熱量がそのまま現場のエネルギーになりました。キャスト、スタッフ、視聴者のみんなで作った大河ドラマという実感があります」と総括。

 「今作で初めて大河を好きになってくださった方々には、来年から先もずっと面白い物語が続いていきますので、どうぞお楽しみいただければと思います。1年間、応援してくださって心より感謝いたします。最後に『みんなブエイだ!』」と呼び掛けた。

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2022年12月27日のニュース