海外の学校が初の日本一!バンコク日本人学校、初挑戦で快挙 団結力で魅了 リズムダンスコンクール

[ 2022年12月27日 05:11 ]

規定曲中学生部門を制したタイ・バンコク日本人学校「23ピース」
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 小中学生の体力向上などを目的とした「第10回全国小・中学校リズムダンスふれあいコンクール」が26日、東京・赤坂のエクサインターナショナルで行われた。規定曲の中学生部門で、優勝にあたる文部科学大臣賞に輝いたのは、タイから応募したバンコク日本人学校の「23ピース」。海外の学校が優勝するのは初めて。2年生の北川芽依さんは「ずっと頑張ってきたので成果が形に表れて、とてもうれしい」と、とびきりの笑顔で語った。

 昨年に引き続き、今年も新型コロナ感染防止のため、会場での演技パフォーマンスはなし。事前に提出した映像で審査が行われ、結果発表がライブ配信された。双子モデル「りかりこ」が歌う「No worries!」に合わせて、指先まで気を使い、伸びやかで軽やかなダンスを披露。23人が息の合った圧巻のパフォーマンスで、持ち味の「団結力」を見せつけた。

 昨年から海外の日本人学校のエントリーを開始。今大会で優勝旗が初めて海を渡った。同校は初挑戦で初優勝の快挙。夏休みから練習に取りかかるも、学校が始まると練習ができず、下校のバスが発車するまでの10分間さえ惜しんで練習時間に充てたという。

 昨年は新型コロナの影響で、生徒は在宅授業を受けた。登校再開は11月だったといい、中嶋麻衣子教諭は「つらい思いをした。何かに挑戦させたいと思っていた。みんなに感動しました」。生徒の頑張りが報われた。

 自由振付曲の中学生部門では、大阪府寝屋川市立第十中の2年生チーム「寝屋川市立第十中学校2年3組」が文部科学大臣賞を受賞した。男女4人組バンド「緑黄色社会」のヒット曲「Mela!」に合わせ、全身を大きく使った力強いパフォーマンスを披露した。

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2022年12月27日のニュース