太田光 「最近ようやく分かった」立川談志さんの言葉「このチビ切るな」の意味とは「お客さんの前に…」

[ 2022年12月1日 17:13 ]

「爆笑問題」の太田光
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 お笑いコンビ「爆笑問題」の太田光(57)が1日、文化放送「くにまる食堂」(月~金曜前11・00)にゲストとして生出演。落語家の故・立川談志さん(享年75)に言われた言葉の意味を明かした。

 リスナーから、相方の田中裕二ともし日大で出会っていなかったら、今何をしていたと思うかとの質問が。太田は「いやーでも別に俺本当にこういう仕事以外に、多分社会性がないから、なんかしら放送作家かなんなりやってたかもしんないし。まあお笑いやってた可能性もありますしね」と回答した。

 「別に田中じゃなくても全然いいですから、今でも」とも話したものの、パーソナリティーの野村邦丸が「でも談志師匠が言ってたんでしょ、“田中を大事にしろ”って」と反応。太田は「最近ようやく談志師匠の…」と話して談志さんに初めて会った際の言葉を明かした。

 談志さんは「このチビ切るな、太田、絶対お前切るなよ」と話したとし、太田は「俺全然そんなつもりもなかったし、談志師匠はたぶん、俺が田中を切りそうだって見えたんでしょうね」と回顧。「でも俺は漫才やめるつもりも全然なかったんですけど。でも最近ようやく分かったのは、談志師匠が“とにかく帰る場所を作っとけ”と。“お前、なんでもいろいろやりそうだから、俺なんかもいろいろやってきたけど、絶対に古典に帰る場所があったんだ。その場所を作っとかないとダメになるぞ”って言われて。そういう意味で“田中を切るな”って言ったのかなと」と推測した。

 「だから最近その意味が。お客さんの前に立ち続けろって意味だったんだなっていうのが、なんとなく分かるようになってきて」と太田。「俺らはやっぱり漫才作るのきついし、もう本当に面倒くさいなって思うんだけど、例えばコロナがあったり、番組が終わったり、いろんなことがあっても自分たちで漫才やる分にはやめなくていいわけじゃない。お客さんが来てくれる限りはそこが居場所としてずっとあるから、それは取っとけよって意味だったっていうのはよく分かるようになってきましたね」としみじみと話した。

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2022年12月1日のニュース