八代英輝弁護士 宙づりなどの虐待保育士「現時点では就労可能。他の保育園で働いている可能性も」

[ 2022年12月1日 13:12 ]

八代英輝弁護士
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 弁護士の八代英輝氏(58)が1日、コメンテーターを務めるTBS「ひるおび!」(月~金曜前10・25)に出演。静岡県裾野市が11月30日、私立「さくら保育園」(同市)で保育士3人が園児の足をつかんで宙づりにしたり、寝かせつけた園児に「ご臨終です」と暴言を吐くなどの虐待行為を繰り返していたと発表したことに言及した。

 市は、虐待事件として傷害や暴行容疑などでの刑事告発を検討している。園の内部調査では、虐待は今年6~8月、1歳児クラスの約20人を受け持つ保育士6人のうち、30~40代の女性3人によって行われていた。ある園児は足をつかまれ宙づりにされた後、真っ暗な排せつ室に放置されていた。ズボンを無理やり下ろされたり、カッターナイフを示して脅された園児もいた。3人はいずれも懲戒処分となり、このうち1人は依願退職。残る2人も30日付で退職したことが明らかになった。市によると、園側は保育士による暴言や虐待行為を口外しないよう求める誓約書を、全ての保育士に書かせていた。

 八代氏は、「静岡でこの話を聞いたんですけれども、地元ではかなり有名な通わせたいという希望者の多い保育園だそうで、それだけに地元の方も実態を知って衝撃を受けているということだと思うんですね」と言い、園側が被害児童を把握していないことに「今、問題になっている3人の保育士なんですけれども、園側が事情聴取を行ったそうなんです。事実関係をおおむね認めていると。そうだとすると、この保育士に被害児童の名前とかを確認するというのは当然の作業だったと思うんですね」と指摘。そして「それもしていないで、自主的な退園を促すような形で隠ぺい工作を行っているということで、途中、内部告発で裾野市にも情報提供が行われて、裾野市から指導も入ってるんですけれども、新聞報道がなされるまで、こういった保護者説明会の予定も、記者会見の予定も組まれなかった」とした。3人の保育士について「現時点では就労可能。他の保育園で働いている可能性も」と説明した。

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2022年12月1日のニュース