たむけん 本気で狙う優勝 芸人中心サッカーチーム監督就任 無名若手「ブレークのきっかけに」

[ 2022年12月1日 05:01 ]

サッカーチームの監督を務めることになったたむらけんじ

 来年1月に開幕するYouTubeチャンネルのサッカーリーグ「ReelZ LEAGUE」でピン芸人のたむらけんじ(49)が監督として就任することが30日、分かった。チーム名は「SMILERS(スマイラーズ)」で芸人中心のメンバー構成を考えており、元Jリーガーも加入予定だ。

 同リーグには全8チームが参加。総当たり戦で優勝を争う。賞金総額300万円で優勝チームに250万円、MVP選手に50万円の賞金が贈られる。

 最近YouTube発信のサッカーチームの動画が大人気。元ヴィッセル神戸の那須大亮(41)率いる「WINNER‘S」と強豪校の青森山田の試合は170万回以上の再生数を誇るなど話題を呼んでいる。

 「SMILERS」はきょう1日からサッカー経験のある芸人らを対象に選手の募集を開始。ブレーク前の無名の芸人が名乗りを上げると見込んでおり、たむらは「M―1でもキングオブコントでもなく、このリーグがブレークのきっかけになってくれれば」と新たなスターの誕生に期待した。

 たむらはJ1・ガンバ大阪のサポーターで、同クラブの応援番組「ガンバTV」(関西ローカル)のメインMCを12年にわたり担当。現役選手とも親交が深い。既に元選手にチームへの参加をオファーしており「サッカーもお笑いも一番のチームをつくりたい。目指すは優勝」とやる気満々だ。

 芸人中心のチームだがプレーはおふざけなしの真剣だ。「本気でやった先に笑いがあると思うので、勝ちにこだわりたい」と力を込める。一方、プレーの合間や試合後には貪欲に笑いを取りにいくつもりで「選手全員に面白ゴールパフォーマンスを考えさせます」と秘策を公開。「ボクはサッカーも笑いもファンタジスチャ~!」とおなじみのギャグを放ち“笑いのゴール”で締めくくった。

 ≪堂安の活躍期待「楽しんでほしい」≫W杯カタール大会のスペイン戦に向け、たむらは日本代表の堂安律(24)の活躍に期待した。「ガンバTV」での共演をきっかけに親交を深め、海外から帰国するたびに食事する間柄。同点弾を決めたドイツ戦後にLINEを送ったところ「まだまだやりますよ」と返信があったという。決勝トーナメント進出を懸けた大一番には「彼が活躍すればいける。気持ちが強いんでやれます。楽しんでほしい」と力を込めた。

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