木村沙織さん 銅メダルのロンドン五輪は絶不調だった「今日だけは当たってくれ、自分!みたいな」

[ 2022年9月24日 21:29 ]

木村沙織さん
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 元バレーボール女子日本代表の木村沙織さん(36)が、24日放送のTBS系「炎の体育会TVSP」(後7・00、関東地区は後6・51)に出演し、12年ロンドン五輪の裏話を披露した。

 この日は代表だけでなくVリーグ・東レでもチームメートだった荒木絵里香さん(38)迫田さおりさん(34)とともにトーク。昔話に花が咲いた。

 日本はロンドン大会で、84年ロサンゼルス大会以来、28年ぶりの銅メダルを獲得した。木村さんはエースとして大会に臨んだが、「中国戦というか、オリンピック自体が個人的にあんまり調子良くなかったのを覚えてる」と告白した。

 木村さんは自身の好不調の波について解説した。「打つ時とかも直感で“あ、こっち”、“あ、次こっち”とか、“こう来たからこっち”みたいなのがあるんですけど、調子が悪い時はまったく湧かなくて。ギリギリまでどっちに打とうってなってて、ああ、ミスになっちゃったって」。そんなドつぼにはまってしまったのが、実は五輪本番だったという。

 負ければ後がない中国戦も、そんな絶不調の中だったという。「中国戦だけは絶対に勝たないとメダルに行けないから、神頼みみたいな感じだった。今日だけは当たってくれ、自分!みたいな。降りてこい!みたいな」。最後は神に祈り、メダルを手繰り寄せたことを打ち明けていた。

 大会から10年たって、エースの人知れぬ重圧を知った迫田さんは「調子悪いなんて、全然思わなかった」と驚きを隠せない様子だった。

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2022年9月24日のニュース