鈴鹿・カズが“引き際”に言及「何かを達成した時に…というものではない」「まだうまくなれる」

[ 2022年9月24日 16:21 ]

JFL鈴鹿の三浦知良
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 JFL鈴鹿ポイントゲッターズのFW三浦知良(55)が24日、MBSテレビの情報バラエティー「せやねん!」(関西ローカル、土曜前9・30)にVTR出演。プロボクシング元世界3階級制覇王者の長谷川穂積氏(41)と対談した。

 トークテーマが「プロからの引き際」となって、長谷川氏は「僕は16年の最後の試合で、自分が探していたボクシングへの答えが見つかったのと、これ以上証明することがないと思って引退を決意した」と告白。その上で「カズさんはどういう思いでされてるんですか」と質問した。するとカズは「ブラジルでプロになった時に55歳までやろうなんて思ってませんでしたし、当然30歳になった時も思ってませんでしたし、40歳になった時でも、50歳になった時でも思ってませんでした。正直言って」と口に。「ホント、毎日毎日の積み重ねで、もっとうまくなれるんじゃないかという気持ち、うまくなるために頑張ろうという気持ち、試合に出るために頑張ろうという気持ち…。それがブラジルでプロになった時と今と、全く変わってないんですよ」と笑顔で明かした。

 これまでのサッカー人生を振り返って、「ベテランというか、やればやるほど苦しくなっていく場合もありますからね。楽しくなくなる人もいるし、実際に僕も楽しく思えなくなる時もあったと思う」と語る。それでもプロを続けてきた理由について、「結局プレーすることが一番好きですし、そのために準備することとか、ピッチ外でも例えば試合前のホテルでみんなと一緒に食事する、5時間、6時間かかってもみんなと一緒にバスで移動する、そういう生活が好きですね」と伝えた。

 最後に長谷川氏から「最終目的地は決めているのか?」と聞かれると、カズは「自分の目標って、今は一番近い試合に先発で出たいということ。自分がここまでっていうのは決めてないですね」とキッパリ。「一番近い目標に向かって毎日やってる。そこのピッチに立ちたいという思いでやってるので、何かを達成した時に…というものではないですね。優勝したらやめるとか、ゴールしたらやめるとか、そういうことは考えてないですね。まだうまくなれるものがあるって信じてやってます」と尽きることのない向上心をにじませた。

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2022年9月24日のニュース